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爆乳姉妹は愛隷メイド!
官能リレー小説 - その他

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爆乳姉妹は愛隷メイド! 8

「まあ…」
「うちの使用人が、本当に済まなかった。どうか機嫌を直してくれ」
「ま、まあ…あんな破廉恥なのを着なくて済むのはよかったわ」

麻由美の雰囲気が、丸くなった。
(よかった!あんな破廉恥なの着なくて済むのね)
事が事だけに口には出さないが、麻由美は喜んでいた。

「転校先でデビューに失敗すると、いじめられる原因にもなるし、とりあえず落ち着いてくれ」
「じゃあさ、エリック・フォスのミルフィーユ」

佳宏の説得の答えに、片目をつぶると追加条件を出した。

「ああ、帰りに奢るよ」
「それなら許してあげるわ」

さっきまでが嘘のように、麻由美の雰囲気が明るくなった。機嫌を直してもらえたようだ。
エリック・フォスは近くの名店で、ここのミルフィーユは麻由美の大好物だ。
かなり高いが、それだけに美味くて、佳宏も好きな店だった。
楽し気に授業を受けるようになり、次の休憩時間にはクラスの連中が寄ってくるようになっていた。
姉の真奈美とはのように如才なく穏やかに、ではなく明るい元気娘って振舞いで、友達もできてきたようだ。

昼休みには、高等部組は揃って学食で昼食を食べていた。

「これ、本当に学食?」
「レストランみたいねぇ」
「すごいでしょ、麻由美ちゃん、驚いた?」
「真奈ちゃん、のまれてないでGOGO!」

天王寺学園の学食は、ちょっとした高級レストランを大きくしたものを数軒集めたような豪勢な代物で、料理の質もバッチリ。
真奈美と麻由美は、これにも驚いていたがそれぞれに出来た友人たちに背中を押され、学食にはいった。
佳宏も友達の男女数人を連れていた。
20人近い大所帯になってしまったが、今回はイタリアンで楽しんでいた。

「でさ、数学の恩田先生が、大量に宿題だしてきたのよ」
「ひっどーい!」
「佳宏と遠野さん達って幼馴染だって聞いたけど…どうして転校してきたの?」
「香菜、そんなの聞いちゃダメだろ。事情があるんだろうし」
「輝人はそういうけどさ、気にならない?」
「ならなくはないけど、聞くもんじゃないだろ」
「そっか…ごめんね。真奈美さん、麻由美さん」
「いいんですよ。気にしてないから」
「このバカ、ほっとくと何ドジするかわからないから」

転校理由を尋ねた娘が知り合いの男子に止められ、謝ると真奈美は穏やかに水に流し、麻由美はツンな対応をしてしまう。
和気あいあいと昼食の時間が過ぎ、午後の授業も無事終えて。
今日はエリック・フォスにだけ寄ってさっさと帰ることにした。

明日美とも合流し、リムジンでエリック・フォスに寄る。寄ることを知らなかった明日美は大喜びで、ミルフィーユや、明日美が他にもスイーツを頼んでしっかり楽しんでいた。

「もうこれがたまらないのよ」
「いいわね〜」
「遠慮なく食べてくれ」

それはもう美味しそうに食べている三姉妹の姿が、佳宏には可愛くて仕方なかった。

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