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爆乳姉妹は愛隷メイド!
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爆乳姉妹は愛隷メイド! 6

「ふ〜ん…佳宏ぉ…あんた昨夜お姉ちゃんと な に し て た の ?」
その会話を聞いていた麻由美は佳宏を物凄い形相で睨み付けながら尋ねた。
「い…いやぁ、ナニしてたかなぁ…なんつって…」
佳宏は思わずビビって後ずさりしながら答える。
そんな佳宏に対して麻由美は軽蔑した視線を向けて「不潔…」と言い、プイッとそっぽを向いてしまったのだった。


朝食を終えた後、佳宏はいつものように学校へ向かう。運転手付きの車でだ。乗り込もうとした所でメイド長の百合子が呼び止めた。
「お待ちください、佳宏様」
「どうしたの?…あ!」
百合子の後ろに居たのは佳宏の通う一貫性名門校の高等部制服に身を包んだ麻由美と、同じく初等部制服に身を包んだ明日美だった。二人とも品の良いデザインの制服が良く似合う。百合子は言った。
「二人には学校でも佳宏様にお仕え出来るよう佳宏様の学校に転入させました。手続きは既に済ませてあります。同乗の許可を…」
「もちろん。…そうかぁ、じゃあ今日から毎日一緒に登校出来るね」
「わ〜い♪佳宏お兄ちゃんと一緒の学校だぁ〜」
明日美は嬉しそうだが麻由美は不機嫌そうにブスッとしている。
「なんで私がこんな奴の・・・「ん、んんッ」はいはい。分かってますよ!」
ブツブツと何やら呟いている麻由美。それが聞こえていたのか、百合子が咳払いをすると彼女は不機嫌さを隠さずに大声で言い捨てる。
「ほら、さっさと乗るわよ!」
そして、主であるはずの佳宏を押しのけ車へと乗車した。

「・・・」
「お、落ち着いてッ・・・落ち着いて、ね?」
メイドとしてあるまじき態度をとる麻由美を無言で睨み付ける百合子。そんな彼女をなだめようと奮闘する佳宏。
そんな二人を尻目に、遠野三姉妹の長女と三女は初めて見る黒塗りの車に興奮しはしゃいでいた。

天王寺学園。
日本でも有数の私立一貫校であり、初等部・中等部・高等部・大学部と全ての学部を一か所に集めたその面積は、大型テーマパークの倍を誇る。
基礎の学問から専門的な学問まで幅広い分野に精通していおり、毎年の受験シーズンでは倍率が四桁を下回る事はない。
中世ヨーロッパ風の建築物に惹かれ此処を志願する者もいるのだから、その人気っぷりはうかがえる。

「「「・・・・・」」」
そんな名門校の校門の前で三姉妹は茫然と立ち尽くしていた。
デカい。デカすぎる。今まで自分たちが通っていた学校以上のデカさに、三人はただただ圧倒されていた。
「どうしたの? 道案内も込みで教室に行くから・・・ほら、早く早く」
ただ一人―彼女たちのご主人様である彼はさっさと校門をくぐって、建物へと続く一本道の真ん中で呑気に手招いていた。

「う、う〜ん、やっぱり 佳君は住む世界が違いすぎるのね…少しびっくりしちゃったわぁ? 」

真奈美は相変わらずいつものペースでそんな風に呟きながらも流石に驚いているのだろう、目はあまり穏やかではない。

明日美もそれは同じ…というかどこかしょぼくれたような表情すら感じられる。

「うん、 明日美もお兄ちゃんがお金持ちなのは知ってたけど…ここまでなんて知らなかったよぉ… 」

二人が情けない声を漏らすなか、何故か元気なのは麻由美一人だけだった、しかも何故かその元気な理由はと言えば… 

「バ、馬鹿にしてるわよ!絶対!なんなのこの建物はっ!これじゃっ!これじゃぁっ!!」

怒りと悔しさを滲ませるようにしながら呟く麻由美は、よく見れば目からぽろぽろと涙を流し、そして顔を真っ赤にしていた。 



佳宏、大好きなのにっ…恋愛とかしたかったんだよ!…なのに、これじゃあ本当にご主人様と奴隷みたいじゃないっっ!!!… 

悔しそうに考える麻由美の言葉はその性格上まず口にできるものではなく、そして無頓着に三姉妹を振り替えって呼びに来た佳宏に向い理不尽な麻由美の怒りが飛んだのは説明するまでもないだろう、そしてそれを影から見守り苦笑する百合子の姿も…。 

ーーーーーーーーーーー 
「という訳でこれから皆仲良くな、じゃあ早速ホームルームを始めるぞ?」

強烈な蹴りをまさに

「ごきげんよう」

な挨拶が飛び交うような学園の通学路で佳宏に麻由美がお見舞いした後に、三姉妹は学園を案内…といっても流石に全部を回ると一日がかりになるので高等部までの道のりを案内した後に、明日美を小等部に案内した一行は、担任や学園長の挨拶もそこそこに授業を受けることになっていた。 


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