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神願い!!
官能リレー小説 - その他

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神願い!! 6

とにかく耕哉の強引さに助けられた形になる。
このやり取りの後、耕哉と別れ帰宅する。
弘和さんは二階か研究室に居るのか、話しかけられるどころか姿を見ることもなかった。
「耕哉が来ることを言っておいた方がいいかな…」
泊まる可能性もあるからなあ。食事の事とか、考えておかないと。
とにかく先ずは、自分の部屋を掃除せねば…
紫苑の部屋に弘和さんが来ることはまず無かった。
だからといって散らかり放題にしていていいということは無いが、それでも紫苑とて思春期真只中…
ついつい集めたズリネタが、所狭しと散乱していた。
こんなの耕哉に見つかでもしたら、何言われるか分かったもんじゃないよな;
紫苑は慌ててその数々を、クローゼットに突っ込んだ。

オカズはどれもこれも獣人や触手ものだ。
人間の女の裸体はあまり無い。
孤児院を追い出されたりしているうちに人間の女に対する執着がなくなってきたらしい。
弘和さんの家に居ることがその性癖を更に加速させた。
神話や民話には龍とかスライムとか出てくるからね。
そんなモンばっかでイってるから、あんな夢を見ちゃったんだよな;…
頭の中に今朝夢で見た2人の女性の姿が甦る…
確かに彼女たちの頭部にも鋭い角が生え、耳は驢馬のように聳え立っていたもんな;…

…あなたに素敵なプレゼントをあげます…
そう言えば…そんなこと言っていたような…?

あの夢は何を意味していたのだろう?…
弘和さんのお陰で恵まれた生活を送っているとはいえ、心の底では満たされていないと感じるあまりに、何かプレゼントみたいなものを欲しているという現れなのかな?…
それなら僕の欲しているものって何だろう?…
それゃあ考えればキリが無いけど、やっぱり1番欲しいものといえば、アレしかないよね…

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