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龍の一族
官能リレー小説 - その他

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龍の一族 6

しかし、和人は彼女の躰をがっしり抱き締めて離さなかった。
濡れた肌と肌がぴったりと密着し合っている。
口付けする事約一分…ようやく和人は桃花から唇を離した。
「ぷはぁ!か…和人くん!いきなり何するの!?」
「ご…ごめん桃花!俺、何かもう駄目…」
「何が駄目なの!?和人くん、私をどうする気なの…きゃあっ!!?」
和人は黙って桃花の躰をお姫様抱っこで抱き上げ、板敷になっている露天風呂の縁の上に横たえた。
「ひゃ…っ!!つ…冷たい!」
背中に当たる濡れた板の冷たさに思わず悲鳴を上げる桃花。
和人は桃花の両脚を広げ、その間に体を割り込ませる。
男女の交わりなど知らない桃花でも本能で貞操の危機を感じるのか、若干の抵抗を和人は感じた。
「桃花ぁ…!!」
和人は桃花の名を叫ぶと男根を割れ目にあてがい、挿入していった。
「ひゃあん!!?か…和人くぅん!?な…何でソレを私のお股の中にぃ…あ!!い…痛い!!痛いよ!!和人くん!!痛い痛い!!やめてよ!お股が痛いよぉ〜!!」
風呂のお湯か、それとも桃花自身の愛液か…彼女の膣内は幸いにも良く濡れていたため、途中までは難無く和人の肉棒を受け入れる事が出来た。
だが、ある点を過ぎると急に痛がり始めた。
おそらく処女膜が裂けたのだろう。
「あぁ…桃花ぁ…俺の…全部、入ったよ…」
それでも挿入を続けた和人、ついに男根は全て桃花の膣内に没入してしまった。
二人の下腹の黒い茂み同士が絡まり合っている。
「うぅ…か…和人くんの体の一部が私のお腹の中にぃ…お股はジンジンするし、何だか変な気分だよぉ…」
桃花は目に涙を溜めながら和人を見上げて言った。
「桃花、動くよ…」
和人は桃花の両脚を肩の上に乗せると、腰を振り始めた。
「あ!あぁ!!桃花ぁ!!」
「ひぃ!?い…痛い!痛いぃ!!和人くぅ〜ん!!」
桃花の膣内はぎゅうぎゅうと和人の男根を締め付けて来た。
(凄い!これが女の子のおま○こ…これがセックス!)
和人は初めて経験するこの快感を少しでも長引かせようと、今すぐにでも射精してしまいたいのを必死に耐えて腰を振り続けた。
「い…痛い!痛いよ〜!和人く……あ!あれ?あれれ?い…今なんか…気持ち良い…かも…あ!あぁ!気持ち良くなってきた!何か良く分かんないけど…あぁ!気持ち良くなってきたぁ〜!!」
桃花の反応が変わり始めた。
どうやら一突きごとに増していく快感が破瓜の痛みを上回ったようだった。
一方、和人はついに限界を迎えた。
「桃花の中…気持ち良すぎて…もう…うっ!!もう…出る!!出るよ!桃花!桃花の中にぃ…っ!!」
次の瞬間、和人は桃花の膣内に射精した。
「あ!あぁ!あぁ〜!!」
「あぁ〜〜ん!!和人くんのがぁ…私のお股の中でビクビクいってるぅ!!何か熱いものが私のお腹の中に入って来てるぅ!!変になる!!私、気持ち良すぎて頭が変になっちゃうぅ〜〜!!!」
和人の射精と時を同じくして桃花も絶頂に達し、身体を小刻み痙攣させながら初めての性交による快感を享受したのであった。


「すみませんでしたーーーーーー!!!!」
「あはは・・・えぇっと、気にしないで?」
性交後の怠惰感が過ぎた瞬間、和人は神速をも上回る速さで板敷の上で綺麗な土下座を決めた。
一方の桃花は、顔を赤くしながら土下座した彼を見て苦笑いしながら気遣う。
「いや!こんなんじゃ龍ヶ峰の恥!いっその事、腹をきr「駄目!」で、でも・・・」
「いいから気にしないで!それに・・・ちょっと気持ちよかったの」
突然、どこからか現れた刀“秋水”を持つと、自身の腹目掛けて刺そうとした瞬間、桃花の声で困惑してしまう彼。
しかし、そんな和人を一睨みした彼女だが、最後に顔を赤くし腹を撫でながら小声で言う。
修行で五感は常人の10倍になった彼には桃花の呟きはしっかりと聞こえ、此方も顔を赤くする。
2人の間に何とも言えない静寂が包み込む。
「ねぇ、和人?」
「な、何かな!!?」
「その・・・・さっきは痛くてあまり気持ちよくなかったの。だから・・・もう一回シて欲しいなって、今度は・・・優しくして?」
満月の下、静寂を破った桃花は顔を赤くさせながら彼の方を向いて言った。
薄明かりと湯気の影響で火照った状態で顔を赤めらす彼女の様子はとても艶やかで美しかった。
そんな彼女に目を奪われ、ただただ彼女を見つめることしか出来なかったが、すぐに我に帰る。
「え!?え、ええっと・・・・・桃花さん?」
「んふふ♪あのね?も、もう一回・・・シて欲しいなって・・・」
顔を赤くしワタワタとうろたえだす和人に彼女はクスクスと笑いながら、顔を赤めらせ目を潤ませながら言う。
「え、えぇっと・・・・俺で良いの?本当に?」
「・・・・・・・・うん」
最終確認という様な彼の口調に桃花はコクリと小さく頷いた。

「桃花、いいかい?」
「うん、和人・・・・優しくしてね?」
囁くような小さな声で会話を交わす彼らは、全裸で布団を敷いた居間にいた。
一度、無理やりとは言え体験した所為か、お互い顔を赤くさせながらも緊張はあまり見られない。

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