侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 78
「あぐっ……も、もう……お、お願い……」
静の限界に近い声が寝室に響く。
あれから延々と瑞穂に責め続けられている。
狂いそうな程に苦しい静は、責めから開放されることを、ひたすら懇願している。
「お願い……もう、出させて……く、苦しいのよ……」
「フフフ、そんなに甘えた声を出しても駄目よ。もっと気持ち良く苦しみましょうね?」
静の懇願を瑞穂は拒否した。
そして言葉でも責めた。
「別に出したかったら出していいのよ。もっとも、そんなにギチギチに縛られていたら・・・絶対出せないけどね」
静の猛りは、根元を縛められているだけではない。
その上、竿の部分にも厳しく紐掛けされているのだ。
紐で縛られた猛りは燻製肉のように肉が膨れ上がっている。
また尿道口には、細長い特製の射精封じの棒があり、射精したくてもできない状態にされている。
まさに地獄の苦しみを味わされているのだ。
「あぐぅぅ・・・だ、出せない・・・お願いだから出させて!!」
「フフフ、だったら、もっと擦り立ててあげるわ。そうすれば出せるかもしれないわよ」
ゴシュッ! ゴシュッ!!
「ひぃぃぃ。き、気持ちぃぃぃ!!で、でも、出ない、出ない!!」
瑞穂は喘ぎ苦しむ静を見下しながら胸を愛撫していた左手を猛りに向けた。
両手で巨大な猛りを握り、力強く扱き始めた。
だが、その程度で射精など出来る筈もない。
そういった痛ぶりを、先ほどから何度も行っているのだ。
「ああ・・・もう、たまらない・・・お願い・・・お願い・・・・出させて・・・出させてよ!!」
哀願に似た言葉を、もう何度叫んでいるのか分からない。
だが、冷酷な女となっている瑞穂は、静の懇願を徹底して無視し冷酷に嬲り続けるのだった。
「イ……イクぅ。ああ、またイッチャう、で、でも出せない……ああ……もう嫌よ!!」
極限まで発情した個所を責められる静は、壊れたようにイキっぱなしの惨状を見せた。
だが、射精はできない。
「あぐっ・・・だ、出せない・・・苦しい・・・苦しいのよ!!」
だらしなく口元を開き、まるで呆けたような顔をする静。
その顔には、威厳も誇りも微塵も感じられない。
「ああ……だ、出したい……出したいわ……お願いだから……出させて……」
もう何度目か。
数えるのも苦痛になるほど、同じ台詞の繰り返し。
聞いている瑞穂が飽きているほどだ。
「そんなに出したいの?」
「ああ・・・出したい、出したいわ・・・・もう、我慢できない!!」