侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 69
あのメイド服やビキニやボンテージは瑞穂によく似合うだろう。
それを着せ替えるだけで静は楽しめるだろうし、犯せば更なる悦びを得れるだろう。
どうせ顔の見えぬ接客なら、瑞穂を貫きながらしてもいい。
理緒の事もあるが、もしかしたら静も瑞穂を独占したい気持ちがあるのかもしれない。
虎太郎に瑞穂が女にされた時、静の心に言い知れぬ強い嫉妬があった覚えがある。
それは虎太郎に愛される瑞穂に対してかと思っていたが、よく考えてみると瑞穂を奪った虎太郎に対してであった。
まったく分からない物だ。
その日、静は閉店の看板を立て随穂を抱き続ける事にした。
まだ抱きたかったのだ。
随穂を貫いたまま、立ち上がり寝室へと向かった。
ベットに降ろすとそのまま動き随穂を貫いた。
随穂は大声を上げながら自らも腰を振った。
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理緒は一人で街を歩いていた。
姉の随穂を探している。
あれから言い過ぎだと思い謝ろうとした。
しかし家の何処を探しても居ない。
身投げは無いと思いながら探し始めたが一向に見つからない。
「お姉様、何処に行ったのですか?」
理緒は泣く手前まで来て前を見なかった。
それで人とぶつかった。
「貴様、武士の我に無礼ぞ!?」
ぶつかった武士は怒鳴って来た。
「ご、ごめんなさい・・・・・・」
謝ったが武士は許さない。
一夜の相手をすれば許すと言った。
理緒はそれだけは勘弁してくれ、と謝ったが駄目の一点張りだ。
「この高貴なる我の相手が出来ぬのか?!」
「お願いですから、許して下さい」
「いいや。許さぬぞ。さぁ、行くぞ!!」
武士は理緒の手を掴み、歩き出そうとする。
皆は見て見ぬ振りをしている。
『誰か助けて!!』
心の中で助けを叫ぶ理緒。
そこへ大きな手が出て来て、武士の手を叩き落とした。
「嫌がっている女を無理やり連れて行くとは大人気ないんじゃないか?」
低く乾いた男の声がした。
振り返ると大きな男が立っていた。
「何だ貴様は!!」
「通りすがり者だ。まぁ・・・少々お節介焼きなのが玉に瑕だが、な」
男は理緒を背後に隠した。
とても大きな背中で理緒がすっぽりと隠れる程だ。
「貴様、邪魔立てするのか!!」
「邪魔とは人聞きが悪い。俺は嫌がる娘を下心丸出しの獣から守っただけだ」