PiPi's World 投稿小説

侍物語〜サムライストーリー〜 第二部
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 11
 13
の最後へ

侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 13

「あそこが・・・・・・・」

静は里を見て、やっと解放されるという気持ちになった。

里の入口まで行き、足を踏み入れようとする静。

しかし、門を護っている女に止められた。

「待て。貴様は、誰だ?」

「私は、静と言います。フェシリア殿と知り合いです」

「フェシリア様と?」

片方の女がフェシリアの名を聞いて眉を顰める。

「フェシリア殿と会わせて下さい。そうすれば、分かります」

何とか入りたい静は、強く願った。

「少し待っていろ」

女は静に背を向けて、里へと消えた。

もう一人の女が静を全体を見下して来た。

年齢は静と同じ位だ。

容姿は、白い髪に青い瞳であった。

服装は静と同じ鎧だが、女の方が金を掛けているように見えた。

「その剣、珍しいわね」

女は静の腰に差さっている大和安定を見た。

「我が家に伝わる家宝です」

「家宝か。それで、フェシリア様とは何処で知り合った?」

「何処と言われても・・・・・ただ、荒野で会ったとしか言えません」

女は沈黙して、静を見たが嘘でないと解かったのか、何も言わなかった。

暫くして、先ほどの女とフェシリアが来た。

「シズカっ。良く来たな!!」

フェシリアは、静を見ると駆け寄って、いきなり唇を奪った。

「んむぅ・・・・・」

静は、フェシリアの熱い口付けを受け取り、一気にトロンとした。

フェシリアは静を抱き締めながら、下の方へと手を伸ばして、撫でた。

「んちゅっ・・・・はぁ、良い味だ」

唇から離れて、フェシリアは静の唇を撫でた。

「貴方の唇も良かったです」

今度は逆に静がフェシリアの唇を奪った。

二人のやり取りを女二人は、茫然として見る事しか出来なかった。

互いに唇を奪い合ってから、やっと里に入れた。

「ここは、私の里だ」

フェシリアは、里の中を歩きながら静に説明をした。

人数は僅か30人と小さな里だが、それでも皆で協力して暮らしているらしい。

もっと北に行けば、都もあると言う。

静はそれに相槌を打ちながら、里を見る。

皆、女ばかりで男が一人も居ない。

しかし、子供は居る。

だが、皆がやはり女だ。

「男が居ないですね?」

「男は、神の奴隷だ。だから、隔離している」

フェシリアは簡潔に答えて、静を大きな家に招き入れた。

西洋の家だった。

「ここが私の家だ」

フェシリアはドアを開けて静を中に入れた。

中に入り、部屋へと案内された。

「ここが私の部屋だ。適当な場所に座ってくれ」

静は言われるままに適当な椅子を見つけて座った。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す