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侍物語〜サムライストーリー〜 第二部
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侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 110

胸と秘所を剥き出しにしたボンテージに身を包んだ瑞穂を静は何度も抱いた。

合計数十回は抱いただろうか?

今は互いに抱き合ってベッドで寝ている。

ボンテージは着ておらず、互いに全裸だった。

瑞穂の秘所には静の肉棒が差し込まれており、ビクビクと痙攣していた。

それが瑞穂には堪らなく嬉しかった。

この肉棒から溢れ出す体液が自分の中に子種を植え付けていると思うとそれだけで嬉しい。

「速くお母様の子を産みたいです」

瑞穂は静の胸に顔を埋めて呟いた。

「どんな子が生まれるのかしらね?」

静は瑞穂の髪を撫でながら考えてみた。

きっと瑞穂と自分に似て良い子が生まれる事だろう。

出来るなら全員娘が良い。

「名前、考えないといけませんね」

「えぇ。良い名を考えないとね」

瑞穂の言葉に静は頷きながら、ギュッと抱き締めた。

「お母様・・・・・・・・・」

愛して止まない母親の胸に甘えながら瑞穂は静を見上げた。

「愛しているわ。瑞穂」

静はゆっくりと告げた。

「私もです。お母様」

瑞穂も答えた。

二人は見つめ合い、互いに唇を重ね合わせた。

まるで愛しい恋人のような口付けであった。

一方で静江は助けてもらった侍こと狼鬼を家に上げて茶を勧めていた。

「京都の名家の方でしたか」

狼鬼は静江の品のある美しさに納得した。

「はい。狼鬼様はどちらから来たのですか?」

「私も京都です。もっとも私の家系は御家人でしたが」

今は剣客として過ごしている、と口から出まかせを言った。

「そうでしたの」

「えぇ。しかし、貴方のように美しい方を妻に出来て旦那様は幸せでしょうね」

狼鬼は羨ましい、とさも言っているように喋った。

だが、静江の表情は暗かった事に直ぐに気付いた。

「・・・夫は、私に興味が無いんです」

静江は沈痛な顔で答えた。

「興味が無い?つまり、男色家ですか?」

「はい・・・・・・・」

静江は頷いた。

『こんな美人を傍に置いて男に目移りするとは、どういう神経なんだか・・・・・・・』

狼鬼は静江の夫に呆れた。

彼には男を抱くような趣味は無い。

戦で男と男が夜を共にするのは、普通だ。

だが、日常的にそれがあるとは驚きだった。

しかも結婚している身で。

長い年月の間でも、そんな奴は見た事が無い。

大抵、一人身で過ごしている。

『恐らく世間の眼を欺く為に結婚したんだろうな』

この手の男がやりそうな姑息な手だ、と思いながら狼鬼は静江に少なからず同情した。

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