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FUCK ROYALE
官能リレー小説 - その他

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FUCK ROYALE 5

いくら雌奴隷だからって服も着せず風邪でグッタリは面倒くさい、島に配置されているコスプレ衣装でも探してやるか。
俺がそうして端末を頼りに探索していると、近くにいた鬼が性的不能判定で処分された、という内容の表示。

「なん…だと…?」

探す気はなかったし見たくなかった、だが俺は不運にも通り道そいつを見つけてしまった。
先程お兄ちゃん云々とキモ話でイキまいていたデブだ。
直接の死因は首輪の電撃らしい、焼肉と糞便の臭いの混じった湯気を立てている。

俺は激しく嘔吐しながらも、その死体の不自然さに気が付いた。
まずデブの荷物がない、そして血塗れになったズボンの上から股間を押さえている…金玉が潰れた様なポーズだ。
鬼同士のライバル争いなのか雌の仕業なのか、そこまではわからない。

俺は胃袋と玉袋を縮み上がらせながらも手頃な木陰に身を隠す。
そして深呼吸で落ち着きを取り戻し、端末で状況確認するという幾らか冷静な発想に辿り付いた。
近くに他の鬼はいない、そして結構な速さでこの場から離れてゆく雌のマーカーがあった。

「冗談じゃねぇぞ聞いてねぇぞ!反撃もアリかよ?」

俺が裏サイトでF.Rの流出動画を見ていた頃、雌に抵抗されて押し倒せない鬼を、他人事の様に鼻で笑っていた。
そうした時もビンタや肘鉄程度の反撃は普通にあった。
流石に雌共が積極的な鬼殺しや反乱を起こすレベルなら首輪を使えば済む話、金的シーンぐらいは見せ物として認めているのか。

俺が先生をヤッた時には不意打ちとスタンガン、そもそも彼女がハナッから戦意喪失していた。
俺に有利な条件ばかりで考えていた甘さを実感する。

「どうする俺、どうする俺……!」

これからの行動を考え直す。
先生に服を与える。
果たして必要だろうか、仕返しの可能性は?
それとも恩を売って置くべきか?
女との関わり方に頭を悩ませた。

「う〜ん……あの先生なら大丈夫……だよな」

悩んだ末俺の出した答えは、服を与え恩を売って従わさせるだった。
そうと決まれば、こんな死体の側には用はない。
俺はコンテナを探し移動する。
凶暴女はもう近くに居ない、とりあえず大丈夫だろう。
それから少し歩くと、俺はコンテナを見つけた。
しかしコンテナを見つけた俺は驚いた。
勝手に収納箱程度の大きさを、想像していた俺だが、文字通りの貨物コンテナが、森の中に忽然と放置されている光景は、余りにも不自然だった。

「ミスマッチだろこれ……」

その光景に呆れながらもコンテナの扉を開く。
中には多種多様なコスプレ衣装を始め、食料、生活必需品、サバイバルグッズが収められていた。

「バニーにメイド、スク水……衣装は何でもあるな、こっちは……テントか!寝袋もある!
 これで寝床は何とかなりそうだな」

コンテナの張り紙には色々と補足説明が加えられている。
鬼以外は物資コンテナを使用出来ない、鬼の得た物資は任意で雌に譲渡出来るといった内容。

重箱の隅をつついてやれば、どうとでも解釈出来る裏がありそうだ。

鬼以外にコンテナの無断使用を禁じても、上手いこと反則ギリギリで鬼から物資を分捕る方法、というのはさっき実際あった。

あと物資の譲渡、貧民街の娼婦よろしく餌で股を開かせる事も可能。
転じて雑用を命じてウッカリ道具を与えたら、処刑覚悟で差し違えようとする雌もいるだろう。

俺だって何か有利な裏はないか情弱ざまぁとドヤ顔してみたいのだが、どこまでがセーフなのか解らない以上は下手な真似が出来ない。

「雌に人権ナシとか言いながら…何かもう面倒くせぇ〜?」

確かにこの島で雌犬に人権はないが、文字通り雌犬並に世話を焼く責任を強いられている様な気がした。
最悪捨てるか殺すか出来たとしても、一週間後手元に雌犬が一匹もいなければ俺が始末される。
手間を惜しんで雌の事故死や餓死も最終的に自分の首を締める事になる。

もういっそ男女比逆にして俺を飼育してくれと、そんな独り言が出掛かった所でまた端末に鬼死亡のお知らせが着信。

『男子の尊厳を放棄する発言により鬼の権利を剥奪』

死んだ鬼は先程の焼き豚と入れ替わりに、他の島から補充されたばかりの鬼。

幸い面倒くせぇ程度の独り言はセーフだったようだが『もういっそ男女比逆にして飼育してくれ』は冗談でもヤバい。
どうやら男子の尊厳とかいう責任感ありそうなキーワードは、弱音を吐く事さえ許してくれないらしい。

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