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FUCK ROYALE
官能リレー小説 - その他

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FUCK ROYALE 1

これは日本に似た架空の国の話である。
この国には恐ろしい法律があった。
その名もF・R法。
上は熟女から下は幼女まで、全国各地から拉致された50人の女達を全裸で無人島に放ち“鬼”と呼ばれる5人の男達に追わせる。
捕まった女はその場で鬼達に犯され、以後は国営売春公社の娼婦となって国のために体を売らねばならない。
期間は一週間。その間、鬼に捕まらずに逃げ切れば、また元の生活に戻る事ができる。
ところで、なぜこんな法律が許されているのか。
それは男性の個体数減少により、純血の日本人絶滅という事実が、差し迫っていたからだ。
近年少子化が著しく、さらに男児の出生率に至っては5%を割り始め、社会基盤にも影響が出始めていた。
さらに長らく続いた、女性優位の風潮により既存の男性、特に若い男達は生身の女を、性の対象として認識しなくなって来ていた事も、少子化の後押しの原因となっていた。
そのため、この鬼ごっこには遺伝子的欠損がないにも関わらず、生身の女と積極的な関係を持とうとしない、若者たちが優先的に選ばれるのだった。
また、女達も長期に渡り男と、関係を持とうとしない者や、男に興味が無い者など、女としての勤めを果たす意思の無い者が、優先的に選ばれた。

━━━━━━━

その日俺が学校から帰ると、それはポストに入れられていた。
何度か学校でも聞いた事があった、FUCK ROYALEへの招集令状。
拒否権はなく逆らう事の出来ないそれに、まさか自分が選ばれるなんて思ってもいなかった。
そしてそれから準備期間を経た三日後、俺は無人島へと強制的に輸送された。

輸送ヘリの中には、俺の他にも“鬼”に選ばれた者達が乗っていた。

「あーあ、今週の放送はリアルタイムで見たかったのに……」
「一週間ゲーム無しで、リアル鬼ごっこなんて耐えられねえよ……」

あっちこっちから不満の声が聞こえてくる。
不満の内容からも分かるように、今回集められた奴は俺も含め、皆オタク系の男だ。
かく言う俺も、楽しみにしていたアニメが一週間もお預けで、文句の一つも言いたい気分だった。
そもそも今時オタクなんて珍しくないし、なんでわざわざめんどくさい、リアルの女を相手にしなければならないのか、俺にはさっぱり理解できなかった。
早く帰ってエロゲーで、オナニーでもしたいと思っていると、突然、一緒に付いてきたスーツの役人が口を開いた。

「そろそろ目的地です。準備してください」
「はっ!」

役人の指示を受けると隊員達は、俺達の背後に付き、いきなり首に何かを装着させてきた。

「うひゃ!」「うわ、冷てぇ!」
「なんじゃこりゃ!?」

急に何かを着けられて俺も驚きの声を上げる。
慌てる俺達。
だがスーツの役人は、特に表情を変える事無く俺達を見ていた。
そして。

「さて、これから行われる、FUCK ROYALEについて改めて説明しよう。
 事前説明の通り、君達にはこれから島で一週間、生身の女相手に強姦をして貰う。
 この島では、女性の人権は一切存在しない、見つけ次第犯し孕ませて貰って構わない。
 そして、ここからが補足説明となります。」

役人は俺達を見渡し一呼吸置く。

「関係を持った女性ですが、貴方達が望むのなら自らの、所有物にすることも出来ます。
 将来の嫁として一人以上を確保しておく事を、国としては推奨します。
 次に島での支援ですが、貴方達の嗜好を事前調査し、よりスムーズな性行為を行って貰うために、各種コスプレアイテム等を、島のいたる所配置しております、有効に活用してください。」

役人はいろいろと説明してくれているが、俺を含めた参加者全員からは、やる気はまったく感じられなかった。

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