FUCK ROYALE 16
「へっ、ざっとこんなもんよ。ちゃんと止めさしとけ」
末田ネキを見ると、袈裟懸けにぶち倒した奴をうつ伏せに倒して延髄にナイフ突き立ててました。
俺も深呼吸して気合を入れると、ぶっ倒した奴の首に斧を叩き込んで首を落とした。
肉を斬るいやな感覚をダラダラ味わいたくはないので、一発でぶった斬る。
「ドタマカチ割って斬首たぁ、やるじゃねえか。見直したぜ」
「あとあいつらと、この娘ですね」
「とりあえずお前はその娘降ろしとけ」
「はいっす!」
マスケットで脳漿飛び散らせた二人にも、確実にとどめを刺す末田ネキ怖ぇぇっす。
だからできるだけ気にしないようにしながら、罠につかまったお嬢さんを捕獲、もとい救出…
さっさとここを片して、里奈先生のとこに戻りたいし真帆も取り戻したい。
「落っことすから、痛いかもしれないが我慢しろよ」
俺は言うだけ言ってから、罠のロープを斧で斬った。どさっという音がして、あのお嬢様が地面に落ちた。
「あいったた……」