PiPi's World 投稿小説

FUCK ROYALE
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 10
 12
の最後へ

FUCK ROYALE 12

既に首輪が微弱電流出してて少し身体もだるい、そういうペナもありか。
マジで真帆探さないとまずいらしい。

検索してみるとまだ犯られてはいない、誘拐犯はロリコンとかヲタクの部類じゃないのか?
金玉潰しの凶暴女よりはマシな相手であってくれ…そんな楽観的希望は一瞬で打ち砕かれた。

「ヤンキーかよ。」

どうすんだ俺、喧嘩とかした事ねぇし。
犯人は金髪ビアス小僧で、ヒョロイのに何かイライラした顔つきのわかり易くDQNな危険人物。
簡易プロフによると元々の罪状が円光斡旋(強要)とか、それ下手な童貞やロリコンよりやばいだろ。
しかも別な島でPK(プレイヤーキラー)やってんじゃん。

真帆馬鹿だから、喧嘩強そうでセックスなしってだけで信用してんのかもな、
多分あの低脳ロリ、島出た後なんて全く考えてねぇよ。

端末の説明文だと雌リストから真帆を外せば微弱電流のペナも解除出来るし、低脳ロリにかまける手間も消える。

俺それでいいのか。

隣で端末の内容を見ていた里菜先生は、泣きそうな渋面を作りながら『いっそそれでもいい』とは言ってくれた。

俺それでいいのか。

「里菜先生、今から言う材料持ってきて下さい。」

俺はそう言って『武器リスト』という項目をクリックした。

携帯シャベルをテント支柱に差しこんで針金とテープで固定した、即席槍。
中々ワイルドな仕上がりではあったが、包丁や金槌よりはマシといった代物。

実際俺達の調達してきた刃物・工具類は(急いで適当に選んだせいで)安物ばかり、乱暴な扱いには不向き。
コンテナの材料と工具類を使えば、もっと強そうな刀や弓矢、パイプガンという鉄砲?も作れるらしい。

武器関連の項目によると純正品のコンバットナイフや鉄砲、あと手製の大きい刀やパイプガンやらを作れる素材はレアなので早い者勝ち…。
ちくせう!そんなんコンテナの注意書になかったろ?情弱扱いしやがって!

コンテナに生活用品が矢鱈あり余ってたけど、逆に皆は我先に武器を集めてたっていう事か!
初期装備のスタンガンも何気に充電やばいんだよな…。

他の鬼に接触して協力を要請したり、食料と武器を交換してもらうだとか…。

いや無理か、一人は近場で温厚そうなお兄さんだけど、橋のない川を渡る必要がある。
あとの二人は武道経験者だけど何となし融通が効かなそうだし、場所的に遠回りときたし。

使えねえ野郎共だな、俺の気概と甲斐性を見習え役立たず。

俺は槍一本で事態の解決に当たる事を決意した。

俺はコンテナで見つけた予備の小型端末を取り出し、里菜先生の使用権限を入力した。

「この辺に他の鬼が住んでますから、俺が戻らなかった時に頼って下さい。」
「え?何それ?」

俺専用の端末ほど性能は良くなかったが、流石に俺のを渡したら真帆を探せない。
小さい方でもナビには十分だったので里菜先生に渡す。

「少なくともこのヤンキーと他の武道の二人よか大丈夫…だと思う。」
「だから…そういう話じゃなくて…。」
「俺だって…何かこう…そうだな…俺だって!とかいう奴だよ」
「本当にもう、無理して…。」

そう、俺だって、というのはヲタクのロマンじゃないか。
どこから見てもスーパーマンじゃない奴のロマンじゃないか?

でもその、俺だって、怖くてガチ泣きしていた。

俺は怖くて、ガチ泣きしていた

「先生、俺怖くて泣くから、五分だけ、おっぱい。」
「まったく…もう…。」

俺が先生のおっぱいに顔をうずめ『怖いよ』と泣き叫び大体五分後、二人で一応の作戦と最悪の場合のプランを、簡潔に話し合う。
そして最低限の手荷物と武器を担いで、俺は一人でテントを後にした。

もう泣かない、振り返らない。

………

教師視点での里菜先生の予測。
あういうタイプのヤンキー男子は地元の町や学校だと強いけれど案外、枕が変わっただけで眠れない脆さがある…だと。

簡易プロフで色々クリックしてみるとコイツの体力ゲージ減ってんだよな。
先生の話通り本当に寝不足とか食欲不振ありえるし。

ナビの予測アプリ試してみたら、十分ちょい歩いて追いつく。
向こうは下手すりゃ服も靴も普段のまんま、更にアホの真帆連れてるから遅くなる。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す