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潮吹き少女の憂鬱
官能リレー小説 - その他

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潮吹き少女の憂鬱 2

「んああああああっ……!?」

無色透明だった液体に、ほんの僅かに黄色がかかった。快感のあまり、尿も一緒に噴出してしまったのである。まあ、これはいつもの事なのだが。彼女はもはや、噴出の快感に身を任せるのみであった。



それからさらに2分ほど経過した。噴射の勢いは衰え、あんなにプシャアアアっと物凄い勢いで噴射していた液体は、今ではピュッピュッと短い噴射が少しずつ続いている。それでも噴出する度に、杏子は絶頂の波に襲われていた。そして液体はチョロチョロと流れる程度になり、ついに液体の流れは、止まった……

「ハァ…………ハァ…………」

杏子は絶頂の余韻に浸っていた。無理もない。彼女の絶頂はおよそ10分にも及び、その間に彼女が噴出した液体の総量は、数10リットルにも及んでいたのだから。もはやトイレは、辺り一面バケツで水を撒いたような、いや、それ以上に水浸しになっていた。もはや一つの池といってもいいだろう。



これがいわゆる彼女の「潮吹き体質」である。いつからこうなったのかは彼女自身は覚えていない。簡潔に説明すると、このようになる。

日常生活の中で、彼女の体にはだんだんと「液体がたまっていく」という感覚が生まれる。最初のうちは特に気にするほどのレベルではないのだが、数日経つと、もはや我慢ができないレベルに達してしまう。
少しずつ出していけばいいのでは、と思うかもしれないが、困ったことに本当に限界の限界まで溜まった状態でなければ、彼女は液体を1滴も外に出すことはできないのだ。
そして限界まで溜まった状態になると、彼女はどうしても液体を外に噴出させたくなってしまう。現時点では「イく」以外に噴出させる方法を彼女は知らない。
このような体質の彼女には、彼氏を作る余裕などない(皮肉にも杏子は世間一般にいう「美少女」であり、今まで男子から何回も告白されたが、当然彼女はそれを全て断ってきた)。つまり、彼女が液体を噴出させるには、現時点では「オナニーで絶頂を迎える」以外に無いのである。
長い経験から、杏子は「溜まる」周期をだんだんと把握してきたが(だいたい一週間に1回のペースである)、それでも今回のように突然「溜まった」状態になってしまうのも珍しくない。
過去に一度、杏子は「限界まで溜まった状態」のまま、ただひたすら出したいのを我慢してみたことがある。しかし、数分もしないうちに、体が破裂してしまうかのようなとてつもない恐怖に襲われ、すぐさまその場でオナニーをし、液体を出したのである(その時出した液体の量は過去最高である。おかげでリビングは大変なことになったが)。

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