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僕が原間瀬泰蔵
官能リレー小説 - その他

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僕が原間瀬泰蔵 27

「やっぱり私たちともしたいと思ってるでしょ。」
女神の1人が言った。
「当然だろ。そんないい身体してるんだから抱かないと損だよ。」
「でもだ〜め。泰蔵、あんたまだそこまでレベルアップしてないんだから。」
どうやらもっともっと精進しなければならないらしい。
「じゃ、今回のノルマはあと2人ね。がんばってね〜」
そう言うと女神達は地デジ対応プラズマテレビから姿を消した。


丁度TVでは夜10時のニュースが流れていた。
事件や事故や国会のことだけではなく、今日はちょうど、竹島奪還の記念日として特別版として放送されていた。
自衛隊が自衛軍になって初めての戦闘行動が、韓国が不法占拠していた竹島の奪還だった。
日本が度々国際司法裁判所で、裁判して決着しようと呼びかけたにも関わらず、裁判だと負けるとわかっていたらしい韓国は既成事実を積み重ねて強引に日本が諦めるまで待つ手に出た。
この時の急襲作戦で、日本は一気に竹島を取り戻し、同時に尖閣諸島に守備兵力を配置した。
一連の行動を見て、尖閣諸島の領土主権を奪えなくなると焦った中国は尖閣諸島に奇襲をかけてきた。
さやかの夫だった美濃勝也少佐はこの時の守備隊員の1人だったのだ。
そして尖閣諸島を守り抜いて戦死。
竹島、尖閣諸島とも、急激な事態に驚いた米国政府の介入で早期講和ができた。
だけど美濃勝也少佐ら戦死者は帰ってこない。
TVでは、左派系の論客が、これらの戦いで戦死した自衛軍人を靖国神社に祭ったことを非難していた。
まったく、国の為同胞の為命を張った者を侮辱するような論客を見ると頭に来る。
さやかも、他の戦死者遺族の方もこんな嫌な理屈を政治番組などで聞かされてさぞ辛かったろうと思うと、気分が悪くなってくる。
特集が終わると、今世界各国で増えている「悪の組織」や、「正義の味方」についてのニュースになった。
日本ではさほど大きな騒擾の原因にはなっていないが、アフガンやソマリアや南米では悪の組織と武装勢力が結託したり、正義の味方が組織もろとも政府まで倒そうとする例まで現れるなど混乱が酷い土地も多い。
「ちゃお〜♪」
興味ある内容のテレビが切り替わり、女神達が手を振っている。
「どうも、何かご用ですか?」
僕の淡々とした態度が悪かったのか、女神達がヒソヒソと内緒話を始めた。そして…
「あんたさ〜、最近ちょっと調子に乗ってんじゃない?」
「そうそう、私達を舐めてもらっちゃ」
「困るわよねぇ。」
「立場ってものをわからせてあげなきゃ。」
パチンッ…
「え?」
女神の一人が指を鳴らすと、身体に違和感を感じた。「あ、待っ!あぁぁ…」
みるみる身体が以前の醜い状態に戻ってく。
「お久しぶり、豚男さん♪」

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