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異界の扉
官能リレー小説 - その他

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異界の扉 12

俺たちは何度も肌を重ね、互いをよく知っている。
身を捧げ愛する主に尽くす女と、愛する配下の愛と献身に応える主となって、お互いに快感を高め合い、幸せになっている。

「ライザ、お前は最高の女だ!」
「ああっ、そんなもったいないお言葉を、ああんっ!!」

俺の本心をそのまま語っただけだが、よほど嬉しかったらしく、ライザの中がキュッと締まった。
女騎士らしい引き締まった体と同じで、ライザの中も元々締まりが良い。
だから尚更だ。
俺たちは、互いを求め合い、上り詰めて駆け上がる。

「私、私、もう…」
「ライザ、好きだ、出すぞ!」
「あ、あああっ!!!」

ライザがまず絶頂して、俺に抱きつきながら思いっきり締め付ける。
俺はその中に、ライザへの愛と欲望を解き放った。
締まる膣内で、俺のが激しく脈動して、強烈な快感をもたらす。
びゅっ、びゅっ……
ライザの中に精を送り込み、お互いに抱き合って快感と幸せを分かち合い。

「ああ…魔王様…」
「好きだよ。ライザ」

どれだけ彼女と繋がっていただろうか。お互いに幸せな気分で、でも名残惜しくもゆっくりと体を離す。

(羨ましいです)
(ライザ様みたいに愛されたい)

他の女達の羨望や願望が、ありありと感じられる。さっき抱いたミラグロスやフェリシアさえもそう思っているようだ。
といって、悪いがライザだけ抱いているわけにもいかない。
俺とライザの目が合った。
俺の申し訳ない気持ちが、少しでも通じていれば良いのだが。

「次は…ジャスミン、お前だ」
「ああ…魔王様」

ふっくらとした体つきのジャスミンが、近づいてきた。
俺は彼女を抱き寄せる。
ミラグロスより享年がやや上のジャスミンは、ミラグロスとは違った柔らかさがある。
経産婦だからだろうな。ミラグロスを抱くと、柔らかく愛情に満ちた身体のよさと修道女を抱く背徳的な快感とがあるが、ジャスミンには代わりに母性的な柔らかさがあって、これはこれでいいものだ。
それにスタイルもいいしな。夫がいる身でありながらあの領主が彼女を奪ったのもわかる気がする。

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