侍物語〜サムライストーリー〜 20
「・・・・・あぁー、これで理緒も母上と瑞穂姉さまと同じく虎太郎様の女ですね」嬉しそうに理緒は言った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・そうでござるよ。これからは毎日、抱くから覚悟するでござるよ」
「あぁ。嬉しゅうございます。虎太郎様」理緒は嬉しそうに虎太郎に抱きついた。 そして、夕方になり静と瑞穂が風呂敷を持って帰って来た。
「お帰りなさい!母さま!瑞穂姉さま!」
珠美が二人に飛び付いて来た。 「ただいま。珠美」そんな珠美の頭を優しく撫でながら静は言った。 「・・・虎太郎様と理緒は?」瑞穂が聞いた。 「え、と、道場の方にいるよ」