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創造能力
官能リレー小説 - その他

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創造能力 7

勿論、真希は何時もの行為でない。
親しく喋ったのは何時以来か……
多分小学生まで遡るだろう。
男の時とはまた違うし、共通の話題があるのかどうか…どうやって接したらいいかが全く解らない。
恐らく、真希が『女である』事は彼女の脳内でもそうなっているだろうし、同じクラスなのもそうだろう。
何時もと同じように彼女は接してくれるだろうが、真希には何時もと同じように接しようにも、その何時もが無い訳だ。
ドキドキしながら彼女が出て来るのを待つしかない。

「ちょっと待っててぇ!!」
寝坊したのだろうか、階段を行ったり来たりしてドタバタした音が外にいる真希たちに聞こえていた。
 
「寝坊かな?」
苦笑いしながら妹に訪ねる。
苦笑しながらも、近付いてくる幼なじみとの面会に、真希もドキドキしてくる。
やはり、創造能力と言う便利な物があるせいか……ついつい使ってしまう。
(彼女も美希同様…昔から僕にとても好意的だった……と言う事にしとくかな…)
ドタバタと家の中を響かせる騒音を聞きながら創造能力を使ってしまった。
やがて、騒音が収まり…ガチャリと扉が開いて女の子が出てくる。
背丈は高めのキリッとしたこの女の子が、幼なじみの高野千鶴である。

通称『ちーちゃん』…身長174cmのスレンダー美少女だ。
肩で息をしながら二人を見て言う。
「……おはよ、真希、美希…」
「おはよじゃないよ、ちーちゃん!…時間余り無いよ!」
美希が多少口を尖らせて言うが、そこまで怒っていない。
「ごめーん!……でもね…毎日…」
そう言い訳しながら笑顔で真希を見る千鶴……その笑みが何であるか気付かず対応が遅れた。
「…こーんな、おっぱいあったら毎日起きれるのっ!!」
スルッと真希の背後に回って、その爆乳を鷲掴みした。

「ひいっ!…ウギャァーッッ!!…」
想像外の出来事に叫ぶ真希…
「あぁーっ!!…お姉ちゃんのおっぱいはあたしのんだよっ!!」
千鶴に対して、叫んだ美希が正面から真希の胸を掴む。
…いや、自分のおっぱいです……
そうツッコみたかったが、二人が対抗するように揉むのがちょっと気持ち良くて、声が少し漏れてしまう。
フレンドリーに接して欲しくて『かなり好意的』と創造能力でしたが…どうやらラブリーになってしまったようだ。

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