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メイドの旦那様調教
官能リレー小説 - その他

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メイドの旦那様調教 14

思わず乱麻は聞き返す。すると麗奈は、公園の入り口を指差した。
「あそこに……」
「え……?」
乱麻が公園の入り口を見ると、そこには確かに人影が立っていた。暗くて顔は分からないが、女性なのは間違いない。スカートがふわりと広がった黒いワンピースの上に、白いエプロン。そして頭にはフリルの付いたカチューシャ。あれは……
「メイド?」
その途端、乱麻の脳裏に、過去の忌まわしい記憶がフラッシュバックした。メイド服の女性は歩き出し、こちらに向かって来る。
そしてその顔がはっきり見えたとき、乱麻の総毛は逆立ち、全身から血の気が引いた。
「ミ、ミ、ミミミ……」
「はい。ミリアでございます。お久しゅうございますね。乱麻様」
スカートの左右を持ち上げ、乱麻に礼をするミリア。乱麻はすぐに逃げ出そうとしたが、できなかった。麗奈の膣がきつく締り、乱麻のペ○スを逃がさなかったからである。
「何抜こうとしているんですか? ご主人様」
言葉遣いこそ丁寧だったが、その声色は、以前に乱麻を調教していたときのものに戻っていた。乱麻は全身から冷や汗を流し、辛うじて質問する。
「あ、あの、あの、これはどういう……」
「乱麻様。バカンスはいかがでしたか?」
「バカンス……?」
「はい。まさかとは思いますが、本当にわたくし共から逃げおおせたと思っておいでだったのではないでしょうね?」
「ど、どういうこと……?」
「次期当主である乱麻様には、独り暮らしを経験していただくのも悪くないかと思い、あえて屋敷をお出になるのを黙認したのです。ですが、わたくし共は常に乱麻様を見ておりました」
「え……?」
「お部屋の盗撮、盗聴はもちろんのこと、24時間体制で監視と尾行をしておりました。何なら、お屋敷を出て以来乱麻様が何回自慰をなさったか、言って差し上げましょうか?」
「そんな……」
乱麻は、目の前が真っ暗になった。
自由を手に入れたと思っていたのは自分だけで、本当はずっとミリアの掌の上で踊らされていたのだ。
その上、麗奈を従えたと思った瞬間の、この再会である。希望を与えておいてから、一転して地獄に叩き落とす。相手の心を叩き潰すための、まさに悪魔のやり方であった。
「じゃ、じゃあ麗奈は? 麗奈とミリアさんが、どうして……」
「私とミリアさんは、昔からの知り合いでした。ご主人様」
「偶然、乱麻様と麗奈さんが付き合うことになったので、麗奈さんに乱麻様の調教をお願いしていました。ですが、もういいでしょう、乱麻様。お屋敷にお戻りいただきます。ちなみに、麗奈さんは今日からメイドとして、わたくし共と一緒に乱麻様にお仕えすることになっておりますので」
「ああ、うう、ぐう」
現実を受け止め切れなくなった乱麻はとうとう、麗奈に挿入したまま、失神してしまった。

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