不知火家メイド隊 5
エプロンから上着のボタンに手をかけ、ブラジャーに包まれた大きな乳房をあらわにする。
幾度となく恭介に抱かれ、見られてきた胸であったが、このときばかりはさすがの明媚も羞恥心を感じずにはいられなかった。
ストン・・・ッ、
そしてメイド服がついに床に落ち、清潔感のある純白の下着姿があらわになる。
靴下とカチューシャに手をつけないのは、恭介の好みとメイドとしての一線を守るためだ。
・・・となれば。次に手が伸びるのは・・・。
プチッ・・・
当然外されるのは明媚のブラジャー。
しかしいざ脱ごうとする時点でその動きが止まる。
なまじパンツだけの姿になるよりいやらしい格好だが、別に彼女は恭介の劣情を刺激しようというわけではない。
彼女はまだ迷っているのだ。
いくら恭介の命令とは言え、こんなご褒美とも言える奉仕ができることに。
「明媚」
恭介の命令に明媚はビクッと反応する。
彼女は一瞬迷うそぶりを見せたが。結局主人の命令に逆らえずブラジャーを脱いだ。
しかしやはり抵抗があるのか、恭介から目をそらし、胸を隠している。
その態度がよけい色っぽく扇情的になっているとは思いもせずに。
「下も脱げ」
「は、はい・・・っ」
主人に命令されるたびにびくりと身体をすくめ、反応する明媚。
彼女は全裸をさらすことにわずかばかりの迷いを見せたが、すぐに気を取り直して手をかけた。
そしてそのまま下着を下ろすと、つう、と一筋の銀糸が一瞬伸びて切れた。
彼女は主人にお仕置きされているというのに、期待で濡れてしまったのである。
メイドとしてあるまじき失態に、明媚は羞恥で顔を赤く染め。
しかしそれでも従順に、恭介の言うとおりに下着を脱いで全裸となった。
恭介に発情した自分の身体を見られている。
そう思うだけで明媚は自らの不明を恥じ。今すぐここから逃げ出したい衝動に駆られてしまう。
「濡れてるな」
「・・・っ、は、はい。申し訳ございません・・・っ」
「まったくだ。おまえのせいでぼくのまでこんなになってしまったじゃないか」
そう言って恭介はパジャマの下から大きく反り返った肉棒を取り出す。
子供とは思えない大きさに明媚は思わず唾を飲んだ。
恭介が自分の、こんなはしたない身体に興奮して下さると思うと、それだけで軽くイッてしまいそうだ。