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不知火家メイド隊
官能リレー小説 - その他

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不知火家メイド隊 4

他のメイドたちなら、この後の『お仕置き』に期待したり、恭介のリクエストに答えられなかった『お詫び』としていろいろサービスしてくれたりするのだが・・・。
あまりにもるまじめな明媚に、恭介は苦笑せずにはいられなかった。
だから恭介は言う。ここまで自分のことを考えてくれる優秀なメイドのために。

「ん。じゃあ色っぽく服を脱いでもらった後、ぼくが満足するまでたっぷりヌいてもらおうかな」
「そ、そんな。なりませんっ。
 ご主人様のご要望にお応えできなかったというのに、そのようなことなどっ・・・!」

恭介の言葉に、明媚はとんでもないとばかりに首を横に振る。
無理もない。まじめな彼女にとって、このまま主人に奉仕することなどとても恐れ多いことなのだから。
あくまで彼女が求めているものは『罰』。
だから恭介は悪役になる。罰を与えながら挽回のチャンスを与える。
アメと鞭を使い分けてかわいがることは多くのメイドを抱える主人の義務。
恭介はそう考えていた。

「何を勘違いしているの?
 私はただ明媚を性欲処理の道具として遣いたいって言ってるんだよ。
 それで子供を妊娠しようが、しなかろうがそんなの知ったことじゃあない。
 だってこれは罰なんだから、ね」
「きょっ、恭介様と私の・・・子供!?」

その言葉に明媚は困惑と歓喜と動揺が混じった複雑な表情を浮かべる。
愛しい主の子供を孕めるなんて、彼女にとっては何よりもありがたくうれしいことだった。
しかししがないメイドに過ぎない自分が恭介の子供を産むということは、恭介の後々の人生に問題の種を作ることでもある。
恭介命の明媚にとって、それは何としても避けたいことであった。
しかし恭介の言い方からして、おそらく彼は避妊や堕胎を許さないだろう。
明媚にとってこれほど甘く逆らいがたい罰は他になかった。

「さ、明媚。命令だよ?
 まずは色っぽく服を脱ぎながら私のものに奉仕するんだ」
「は・・・い、わかり・・・ました・・・」

主人の言葉にいろいろ葛藤しながら明媚が立ち上がる。
彼女への厳しくも甘い罰が、今始まろうとしていた。

シュルッ・・・。

明媚は恭介の命令に従い、時間をかけてゆっくりと服を脱いでいく。
顔が赤いのは、この後のお仕置きで最愛の主人の子供を宿してしまうかもしれないという絶好のシチュエーションに、メイドとしての矜持と女としての幸せとの間で揺れているからだろう。

「・・・・・・っ、」

パサッ・・・。

頭を整理するために少しでも時間を引き延ばそうとしているのか、それとも忠実に命令を守っているのか。
明媚はゆっくり服を脱いでいく。

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