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離島
官能リレー小説 - その他

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離島 8

「なんだかよくわからないがこれはチャンスなのか?」
俺は思わず呟いてしまう。
その時、アヌビスの口元が動いた。
「助けてくれ」
俺は自分の耳を疑ったが、確かにアヌビスの声が聞こえた。
「今、なんて言った?」
アヌビスはもう一度、今度ははっきりと、
「頼む…助けてくれ…」
アヌビスは、灰色のコピー体にレイプされながらも懇願してきた。
アヌビスのペニスは触れられてもいないのに張り詰め、先端からは透明な汁が滴っていた。
アヌビスは性感を感じているようだった。
俺が戸惑っている間に、アヌビスは灰色のコピー体によって達してしまった。アヌビスは震えるように体を痙攣させ、ぐったりと脱力してしまう。
それでも灰色のコピー体は止まらず、再び腰を動かし始めた。
その動きは力強く、激しいものだった。
「おい、もう止めろよ!」
俺は思わず叫んでしまう。
しかし、灰色のコピー体が動きを止める気配はない。
「ああぁ…!体が、体が壊れる」
アヌビスは苦しんでいるようで、苦痛に満ちた表情で悲鳴を上げ続けていた。だが、その声にはどこか甘いものが混じっている。
俺が呆気に取られて見ていると、アヌビスはまた絶頂した。
しかし、精液は出ていなかった。ただ、小便のように透明の液体を吹き出しただけだった。
どうやらアヌビスはドライオーガズムに達しているらしい。
アヌビスの体はびくんびくんと跳ね、その度にアヌビスは小さな喘ぎを漏らしている。
男…それも人外の雄がこんな風に犯されて悶えている姿を目にして、俺は混乱していた。アヌビスの全身は汗まみれになっていた。顔は紅潮し、目は焦点を失っていて、口からはだらしなく舌が突き出されていた。
アヌビスの意識はだんだん遠のいているようだった。何度も助けを求めていたのに今は意味のない言葉しか発していない。
周囲の包帯の塊がモゾモゾと蠢き、突き出された箇所から白濁した液体が放たれていく。一斉に射精したのだ。
精子に濡れた包帯がそこから破裂するみたいに破れていき、中から灰色のコピー体が現れる。彼等も変質し、同じ姿にされてしまったようだ。
自分が独断で男を射殺したせいで儀式をおかしな方向に進めてしまった。

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