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私の性感帯
官能リレー小説 - その他

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私の性感帯 9

そうこうするうち朝早くに出たバスは、日も落ちて暗くなったあたりで目的地・長野に到着。
とりあえず宿に入り、変態男と理絵の両家族がそれぞれの部屋へと入る。
といっても、果たせるかなこの二家族、広めの同室となっていた。
(あの子に襲われたらどうしよう)
理絵は、そんな彼の普段見せない一面を恐れつつ、
また密かに期待しつつ、早速家族と共に布団を敷き始める。
ふと彼を見ると、彼は何事もないかのように、窓際の椅子に座り何かの本を読んでいた。
(あんな大人しい顔してぇ。でも、あの子のお股には、
 もうちゃんと大人になって、立派になりよるおチンチンがあるんよなぁ…。
 それが毎朝朝勃ちして、あの子は毎朝オナニーさしたり夢精させたり……)
特に何事もしていない彼を見るだけで、何か満たされない理絵の妄想脳は、
彼に関する性妄想を暴走させていく。
しかし理絵の淫らな期待とは関係なく、
そのままごく普通の家族旅行の風景が展開されていった。
普通に食事が終わり、入浴も終わりみな浴衣に着替え、
そして明日に備えて少し早めにみな床へ就く。

だがしかし、このまま終わらないのはここからだった。

理絵は何かを感じて目が覚めた。
ふと目覚めると、足元の掛け布団が跳ね上がっている。
そして浴衣も太ももまではだけてしまい、
もう少しで下着まで見えてしまいそうになっている。
そして足元から少し離れたところにはテレビが置かれていたが、
そのテレビは点けられており、果たして彼がテレビの前にいた。
「あ、理絵さん起こしちゃった?」
彼は、目覚めて体を動かした理絵に気付くと、
元々小さかったテレビの音量をより小さくする。
(よかった、気づかれてないんや…)
理絵は少しホッとしてはだけた浴衣と布団を直し、彼の言葉を否定した。
しかし、でも待てと思い直す。
(もしかして、この子が私の布団と浴衣を……)
持ち上げてずらして、露わになった太ももや、さらにその奥の女の子の秘密の部分にまで、
いやらしいことをしようとしていたんじゃないか、との考えに至る。
「なぁ。ずっと、そこにおったん?」
ふと問いかけてみた言葉。彼は答えない。
気まずさゆえの沈黙が感じられたが、それがある一瞬から覚悟に変わって感じた。
「ごめん、違う……」
「私にいやらしいこと、しようとしたんやろ?」
理絵は怒るより、あえて悪戯っぽく言ってみせた。
君の悪戯なんか見破ってるよ、という大人の余裕にも似た感じで。

「うん。実はそうだけど、いっぱい理絵さんの事触ったり、
 僕の事を触ってほしかったからなんだ……もっと、もっと理絵さんとくっついていたい。好きだから」
不意の告白に理絵は驚く。
「決して冗談じゃないよ、今こうして離れてても、理絵さんがそこにいると思うだけで、
 浴衣をめくって太ももが見えただけで、もうこんなに僕のはガッチガチのビンビンなんだ」
そして彼は理絵の近くまで寄り、理絵の手を取って彼の股間へと力強く押しつける。
「他の子じゃダメなんだ、理絵さんじゃなきゃ」
理絵は股間に押しつけられた手のひらから、彼の硬さ、熱さを存分に感じていた。
そして、これが子作りの時には理絵の大切な部分を押し開けて無理やり入ってきてしまうのだと思うと、
理絵はもう泣き出してしまいそうになっていた。
(この子は好きやけど、でもこんな熱くて硬いの、私のおんぼが変になってしまうぅん……)

「理絵さん、またお風呂行こう」
そう言って、理絵に別の下着着替えなど持たせて行ったところは
家族で入浴するための部屋の風呂だった。ここの家族風呂は
家庭用の浴室とほぼ同じ作りになっている。
「もう遅いけど大丈夫なん?」
もう時刻は夜11時。決して早い時間ではない。
「ここはずっと開いてるらしいから。入る時も出る時も個室だったでしょ?
 誰にも見られる心配がなくていいじゃないか」
そして二人は、さもそれが当たり前であるかのように浴衣を脱ぎ、
さらに下着を脱いで浴室へ入っていく。
だが二人とも内心は鼓動で胸が爆発しそうで、彼のほうなどは
いつも覗いて見ていた理絵の二つの胸の膨らみが生のままそこにある、
いわば理絵生チチをその目に焼き付けているせいで
股間はより硬く大きくなってしまい、
たとえタオルで隠していてもその威容を理絵に見せつけていた。
理絵も始めて見る年頃の男子の裸に気が気ではいられない。
異様な彼の股間の膨らみに、どうしても目が行ってしまう。
「理絵さんも、座りなよ」
最初に動きを起こしたのは変態男たる彼の方だった。

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