PiPi's World 投稿小説

私の性感帯
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 3
 5
の最後へ

私の性感帯 5

理絵は自分自身の変態性に気付いたことで、
ここからいつも通りの入浴過程と違うことをしようと思っていた。
いつもなら、このまま理絵は排水口に溜まった髪を取り除いて、
湯船につかる。ちょうど鏡の小窓が頭の上に来る。
もし、仮にこの鏡の位置から覗いているとしたら、誰も見えなくなる。
(ああっ、もし見よったら見んとってぇ。でも、見られよったら……)
理絵は湯を含ませたタオルを鏡の対面位置に敷くと、そこにゆっくりと座った。
そして足を開き、膝を曲げる。
いわゆるM字開脚という、女性器を露わに見せつける
恥ずかしい姿勢を、鏡に向けて取った。
目の前の鏡には、自分の痴態が隠すところなく明確に映し出されている。
そしてそんな恥ずかしい状態の恥ずかしい場所へ
さらに恥知らずにも、気持ち良さを貪ろうと理絵の右手が伸びて行く。
既にこの羞恥ポーズで理絵の痴豆はビンビンになっており、
勃起して、いじらせて、理絵をもっと
股間こすりしかできないおばかさんにしようと企んでいる。
(あぁん、やらしい。わたしも、わたしの体も、私の中の全部がやらしい……)
見られたくない。なら、こんなことしなければいい。でも、したいのだ。
もし見ていたのなら、じっくりと見られたいから。
「彼」以外には見られたくない、というだけ。
いやでも、もしかしたら彼でなくてもいいのかもしれない。
理絵が変態であることを受け入れてくれる男なら、
誰でも見せつけたいのかもしれない。
理絵は自分自身の露出癖にも似た危ない部分を強く感じていた。
もしかしたら鏡の向こうにいるかもしれない、自分と同じ変態である覗き魔さん。
その覗き魔に見せつけるためのM字開脚オナニーが今始められようとしている。
そしてこちらはその鏡の裏側。
(ああ、理絵さんなんて大胆な! こりゃどうした心変わりだ?
 その豊満な肉体がもっと覗いてってマゾ性をフル稼働させたのか?)
果たせるかな、理絵の想うその彼、
変態男(仮)は確かにここにいたのであった。
理絵が覗かれないと思っていたこの鏡、実は少し覗き穴的な隙間がある。
鏡面加工してある裏が外に面しているが、この加工面が外から削れるのである。
自然に剥がれた所から、既に少し光が漏れ出ていた。
無論それは夜に窓へ、内側からの照明がある状態で近付かないと分からない。
理絵への夜ストーキングが常習化していた変態男だからこそ、この覗き穴に気付けた。
どうにか中を覗けないかと思っていたら光が洩れていたのだから、渡りに船。
それを発見してから今日に至るまで、変態男は毎夜毎晩、
理絵の入浴全裸ショーを愉しんでいたのであった。
しかし今夜は何か様子が違う。
いつもなら湯船に入って理絵のショーもお開きになるはずが、
目の前で大胆にもオナニーショーを新たに開いているのだ。

観客もいないショーに理絵は酔っているのだろうか。
覗かれ、襲われる想像で頭を満たしてマゾ快感に悶えているのか……
(おお、右手でクリ豆をいじりつつ左手はなんてダイナミックに巨乳を掴んで!
 左右の乳を交互にもんで! 乳首クリクリして! 頭振り乱して、悶えっぷりも淫乱極まりないぜ)
事情はどうであるにせよ、こんなこと変態男にはこれ以上もない僥倖。
先程の「尻ふりタオル踊り」で放精した脱力感もなんのその、また股間を構えて
窓越しのオナニーショーへじっくりと見入ることにした。
変態男は自らの高まりゆく棒をひたすらにこすりあげ、
理絵は潤んでいくばかりの自らの穴をひたすらにほじりゆく。
(ああん、目ン玉かっぽじってよく見てやぁ〜!ついでにケツ穴もホジホジしてぇ〜ん!)
理絵のM字開脚オナニーショーは既に佳境と呼ぶべき所まで達しており、
この窓越しでも、理絵の喘ぎ声が聞こえてきていた。
切なげに荒い息を上げつつ、合間合間に仔犬のような鳴き声をあげて耐えられない快感をアピールする。
もちろんアピールしている相手は、いるかいないか分からない彼。
しかし想像上にしかいなくてもおかしくないその彼、変態男はちゃんと現実に、
この窓の真ん前に陣取って全裸女優・理絵のオナニーショーを御高覧遊ばされていたのであった。
(あぁん、これだめ。これ、ダメやぁ〜。クセになるぅ〜、
 こんなやらしい、いけんこと。クセになってしまうぅ〜)
自らの内に眠るマゾ性に気付いてしまった理絵は、
変態男に覗かれているという想像を言わばスパイスにして無意識の内、
覗かれマゾオナニーを実現してしまっていた。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す