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私の性感帯
官能リレー小説 - その他

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私の性感帯 3

男のほうも無理には引き入れなかった。
「……理絵さんの事を思うだけで、こうなっちゃうんだ」
動かそうとしない理絵の手へ、男は自らの股間を当ててみせる。一瞬理絵の手がこわばったかに見えたが、
冷静さを取り戻したかのような手つきでそっと股間を押さえ、股間より自らの手を離す。
「いけんよ、こんなんまだ早いで……」

「そう……ごめん」
男は無理に事を進めるのをやめた。
「でも、他の子じゃだめなんだ。理絵さんじゃないと」
理絵は男の言葉を聞いて、押し黙ってしまった。
「……うん。男の子やもんな、そうなってしまうのは仕方ないかもしれんけど……
 でも、びっくりしたで。まさかちんちん触らすとは思わんもん」
「理絵さんは、好きな人とかいない? 裸で一緒に何かしてみたいって思っちゃう人とか、いないの?」
その言葉に、理絵も動きを止める。

理絵は言えなかった。
(言えるわけないやん……おっぱいを揉まれたり、お尻を触られたり、
 キスしながら一緒の布団で寝てみたりしてみたい、けど…)
そう、理絵は目の前の変態男とライトなエッチ行為をしてみたいとは思っていた。
しかしそれはあくまで幼い、ライトなものにとどまる。
子供を産むための場所へ男の人のものを挿入するなど、夢にも思わなかった。
しかしそれでも、理絵の日々女性らしく成長する肉体は理絵にそんな甘酸っぱい
性の夢ばかりを見させることは許さなかったのである。
この豊満な肉体が直面すべき、性的に厳しい現実。
理絵の肉体は男たちに、夜な夜な股間いじりのおかず妄想の生贄として自らを提供し、
毎夜毎晩同級生たちの妄想上の性奴隷となってしまっているという現実。
小学生時、既に路上で変質者に声を掛けられてしまっているという現実。
そして何より、理絵が実はその豊かな乳やお尻を存分にいじめられたい、
強圧的に襲われてしまうのもいいかもしれない、と密かなマゾ性に目覚めつつあるという現実。
理絵はもう、就寝・入浴時の幼い自慰の味を覚えつつあった。



今まで家族とさして変わらぬ時間帯であった
入浴時間を、勉強をすっかり終えた後、
家族も既に寝静まった頃にしつつあったのも、
その秘密の愉しみを味わいやすくするためである。
理絵は、既に豊かな果実と化している自らの胸を
触覚で貪ることにためらいはなくなっていた。
胸という大きな果実を鷲掴みにし、
その触感が響かせる甘美な刺激を味わう。
そしてもう一つの果実、太ももの間で熟した縦筋へと
食指を這わせゆく。
期待の果汁が溢れはじめた亀裂を激しく擦り立て、
さらなる触覚の味わいへと自らを責め立てていく理絵。

(あぁ、だめ。だめだめ、いけぇん)
快感で朦朧とし始めた脳裏に浮かび始めるのは、
自分が誰かに迫られ、
今にも襲われそうになっている姿。
侵入者は獣欲剥き出しの眼光で理絵を射竦め、
その豊かな胸へと両手の指を開いて迫り来る。
それを理絵はどうすることもできない。
どうすることも出来ないまま、無防備な乳房は
獣の欲望のままに玩弄され、
そして理絵自身も一方的な胸への快感責めで
一匹の牝へと変えられてしまう。
もうそうなると現実の理絵自身も、涎を口の脇から
垂れ流しつつ、舌をだらしなく半分出した格好で
すっかり快楽の餌食となってしまっていた。
もたらされる快感の強弱に目を白黒させ、
喘ぎたくても家族を気にして喘げない。
代わりに首から上を存分に動かし、喘ぐフリをして
快感に耐えられない自分を抑えようとする。
声にならない絶頂を表情だけでも表現して、快感を開放させる。
「あぁん、だめ。おっぱいだけでもいけんのにぃ、
 さらにおんぼまでもいじったらいけぇんん〜」
女陰を示す方言も想像の中でならいくらでも露わに叫べる。
そんな想像の中でも、自分が感じていると侵入者には知られたくない。
被虐の期待に甘い蜜を溢れさせていると、知られたくない。
マゾ性に打ち震え、かつそれを隠そうとする想像で、
理絵の股間はさらに高まっていく。

そうして幼い肉に夜な夜な刻まれていく快感の記憶は、
少女を女へ、一匹の牝へと、一歩一歩確実に変えていったのであった。

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