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私の性感帯
官能リレー小説 - その他

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私の性感帯 18

日々、水泳部で健康的に鍛えられているその肢体が
この夜の今は、男を悦ばせるためだけの不健康な楽しみを提供する肉の玩具として
もてあそばれてしまっていることに、理絵は羞恥心を強く刺激されてしまう。
(男の子にええようにされることが…こんな、よかったやなんてぇ…)
羞恥心とともに刺激される、拘束される悦び。そしていたぶりにも似た
強い愛し方で愛されてしまうことへの安心感。その二つで
理絵の股間はもう期待の涙に満たされきっている。
だが、それが敢えて止められる。
「ど…どうして…?」「今から行きたい場所がある」
ホテル備え付けの浴衣を着て二人が向かった先は、屋外の公園。
ごく普通の遊具が並ぶ、川べりの変哲もない公園といった感じだが、
満天の星空という演出がこの空間を普通でなくしていた。
そしてこの場所には他に誰もいない。また虫よけも万全にしているため、
蚊すらも二人の営みを妨げることはできなくなっている。
そんな二人がこんな演出で行うことといえば、もう一つしかなかった。
「理絵さん…」
男の両腕が理絵を包み込み、その大柄な体へ密着させる。密着させた先には、
隆々とした男のシンボルが浴場から引き続いてその硬さ、大きさを維持している。
理絵の柔らかな肉体に刺さる肉棒の感触に、理絵はその肉棒の新たな侵入先を思った。
二人はどちらからともなく口づけ合い、星明りの沈黙が一つとなった二人を包む。
中学生にしてはやや長いキス。だがお互いの口吻の熱を感じあうことで、
お互いがお互いを求めていることを二人により強く確信させた。甘い熱を堪能した二人は口を離す。
「入れたい…ん、やろ?」
はっきりとは見えないが、吐息と声色から興奮していることはもはや間違いない理絵が、
男へその秘めた願望を問う。
男はうなずく。理絵もまたうなずく。
「…やっぱり、ベッドのほうがよかった?」
男の今更ながらの問い。だが既に公園の隅のあずまやのテーブルには
部屋から持ってきた毛布が敷かれ、理絵も男も浴衣をはだけあう。
「そのほうがええって言うたら、やめるん?」
理絵が余裕ありげに、悪戯っぽく訊き返す。
「ごめん、やめたくない。ここで、理絵さんに入れたい」
愛し合うとか一つになるとかでなく「入れる」という直球すぎる言い方に、
むしろ理絵は好感を持った。男の余裕のなさが感じられて可愛らしく、
今から勢いよく甘えてきそうな感じがした。入れたいんなら仕方ないな、と
理絵は笑って返し、その豊かな身を毛布に横たえる。
(…ここの屋根、透明になっとるんやなあ)
昼に来たときは特に気にしなかったものの、こうして星明りしかない夜に来てみると、
屋根を通して視界を埋め尽くしてくる星々の迫力に目を奪われてしまう。
自分自身全てを包み込むような、優しいけれど神々しい光。
夜空に散りばめられた星々がまるでこれからの初体験を祝福しているようにすら感じる。
「やっぱり、理絵さんはどこで見てもきれいだ」
男がはだけられた浴衣の隙間へ手を入れ、理絵の肌を露わにする。
浴衣の裏地の白に、日焼けした理絵の太もも、腕の黒さが映える。
普段水着が包んでいる部分は日焼けした濃さより薄いながら、
薄闇特有の妖しく暗い青に包まれ、女肉のふくらみをより妖しく彩る。

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