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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 60

教室で窓の外をみる美佳はタケの存在に気付いた。
「あれ……?タケ何やってんだろ」
美佳は荷物をまとめると、急いでタケのいる校門へとかけていく。

パタパタパタッ──

そしてタケの前へ行き、口を開いた。
「タケ、あんたこんな所で何やってんの?」
と、いつものように少し強きな口調で。
「………。」
タケは下を向いたままである。
「何か、返事してよ。」
「…………んだよ。」
「え?何?」
「待ってたんだよ!お前を。」
そのころゆきと悠太は他愛のない話しをしていた。
「悠太、今度私柔道の公式試合があるんだ。もしよかったら、見に来てくれない?」
「そうなの?そうだな、この前俺の試合見に来てくれたから行くよ。」
「さすが悠太。」ありがとう。っとゆきはつけたした。
「それでね、もし優勝出来たらこの前の続きしてくれる?」
頬を赤らめながらゆきは言った言葉に悠太は……照れて少し下を向く。
「お、おぅ。」
この間の続きって……え、えっちをまたしてもいいってコトだよな///
「やくそく。」
ゆきはそう言って小指を出す。
「ばっ//指切りなんか出来ねーよっ!!」
悠太は照れ隠しにそういうと……
「ひどっ!!」
と、ゆきの手がポカポカ飛んでくる。
「イテぇ、やめろってば……」
「悠太のばかぁ!!」頬を膨らせてゆきは先に歩いてしまう。「まっ、待てよ!」悠太はガードを解いて慌てて後を追う。「……悪かったよ。」
「じゃあ指切りしよっ!」
爽やかな笑みで小指を出す。
こいつ。これ狙ってたのか?でも笑顔カワイイなぁ…。ん?何かリードされてる気が…よし、それなら…
「いいよ。するから目ぇつぶって。」
「へっ?なんで?まぁいいけど。」
素直に目をつぶるゆき。
悠太の小指が絡まり少し遅れて唇に柔らかな感触が…

チュッ……

驚いて目を開けるとイタズラそうに笑う悠太。そして、
「優勝したら、続きしてあげる。」
みるみる赤くなるゆきであった。

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