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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 67


休み時間になると、悠太がタケの前に来て

「トイレ行こうぜ」

と声をかける。

「1人で行けよ」

女子じゃあるまいし…とタケが断ると

「いいから」

と言って、悠太はタケの腕をグイグイ引きずる様にトイレへ連れて行った。



男子トイレ――


「朝、下駄箱でゆきと何話してたんだよ?」

「は?」

「ゆき顔真っ赤にしてたろ?」

「あー…」

「お前何言ったんだよ?」

次第に悠太の声がイライラしてくるのが分かり、タケは溜め息と共に口を開いた。


「通学路でチューすんなよ…って」

「……」

「昨日の帰り、悠太と田崎がキ「わわ、お前見て…」」

「たく、少しは周りの目も気にしろよ」

「……」

「あのさ、ちなみにお前どこまでいってるの?」

悠太の耳元でタケの声が小さくなる。


「え?家は行ったけど」

「違くて。キスの先」

「えっ…や…その」

悠太の目が空中に泳ぐ。

「まさかやっちゃったとか?」

はははっとタケが笑いながら口にすると、悠太は顔を真っ赤にして固まってしまった。 


「マジかよ」

「や、その…」

「やったんだな」

「ま、まぁ」

「あの田崎と…」

「ばっ、想像すんじゃねーよ」

「してねーよ」


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