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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 58

ゆきと悠太は慌てて脱ぎ捨てた服をまとう。
──バタン
「姉ちゃん彼氏来てんの?!」
勢いよく階段をかけあがって来たと思ったら、ノックもなしにゆきの部屋のドアが開いた。
まさに間一髪であった。ゆきと悠太はテーブルをはさんで、向かい合う形で座る。少し、不自然ではあるが……。

「ちょっと、ノックしなさいよね!」
そんなゆきの叫び声を無視するかのように、ゆきの弟は話を続ける。
「男もんの靴あるからビビッちゃったよ!ねぇ、姉ちゃんの彼氏なの??」
「あ、一応……。」
悠太は弟の勢いに負けてしまう。
「悠太……。コレ、私の弟。あき!挨拶が先でしょ?まったく!」
「どうも……。」
ゆきの弟(あき)はペコリと軽く頭を下げ、ふーんとばかりに悠太を見上げる。
「あっ!約束あんだった!ちょっと出掛けてくるっ!」
突然思い出したように口を開くと、あきは部屋から駆け出して行った。
ゆきの部屋にポツンと残された2人……。
「全く、落ち着きがないんだから!!」
ゆきはポツリとそうゆうと、窓から身をのり出して叫んだ。
「夕飯までには帰ってくるのよー!!」
と。

遠くで弟の返事がかすかに聞こえた。
「ゆきって……家でも変んないね。」
「…そう?」
「うん。そんなゆきが好きだよ。」
「………///」


──次の日

「おはよう、ゆき!!」
学校に行くと美佳がゆきの肩を叩く。
その顔はニヤニヤと微笑んでいる。
「おはよ……//」
何か、勘づかれてる?
Hした次の日って友達と話すのも緊張するな……。もちろん、親と話すのも微妙だったし。
美佳はゆきの耳元に口を近付けて言った。
「ね、昨日どうなったの?あの後、悠太くんゆきんちに来たんでしょ?」

美佳の言葉に、ボッと顔が赤くなる。
そんなゆきの反応を見て、美佳は驚きながら、口を開いた。
「ま、まさか。ホントにやったの?」
「うん」顔を赤らめなが頷いた。
「うそ〜、有り得ないゆきに先越されるなんて」かなりショックだったらしく電源が切れたように止まってしまった。

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