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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 41

2人の間に少し気まづい雰囲気が漂う。先に口を開いたのはタケだった。
「浅川、話って何だよ?」
‥‥え、浅川?。
「もうすぐHR始まるし、話あんなら早くしろよ‥‥。」
と、タケは続け言った。
──美佳の正直な気持ちを言えばいいんだよ
美佳の頭には、さっきの ゆきの言葉が浮かぶ。
ゆき‥‥私、まだ分からないよ。でも、言わなきゃ。
「タケ‥‥。き、嫌わないで。」
美佳は目に涙を浮かべながら、やっとの思いで正直な気持ちを告白したのだ。
「え‥‥?」
突然の美佳の言葉に戸惑うタケ。美佳は続けて自分の気持ちを話す。
「私、‥‥いい加減な気持ちでキスしたわけじゃないから。」
「俺だって‥‥」
「だから、名字でなんか呼ばないでよぉ‥‥」
ポロポロ──
美佳の目から涙がこぼれ落ちた。
「美佳!‥‥ごめん。」
タケは美佳の背中に手を回し、美佳をぐっ抱き締める。
「良かった‥‥嫌われたかと思ったの。」
美佳は泣きながらも笑って見せた。
「‥‥美佳を嫌うわけねーじゃん。」
ちょっと疑ったケド‥‥。少しタケの良心が痛んだ。

「ね、タケ‥‥」
「ん?」
「HR始まってるよ?」
「どうでもいーよ。」
タケの言葉に美佳は笑顔を見せた。
「ね、タケ‥‥ちゅぅ しよっか?」
「‥‥お前なぁ///」
「…ね?しよ!」

タケはもちろん美佳に逆らえない。
2人は目を閉じ、静かに唇を重ねる。
何度も重ねては目を合わせ、頬を赤くしたり、笑ったりした。

「ね、タケ。今日は入れないの?」
唇を離した際に美佳はそう言った。タケの方がちょっとだけ背が高いので、美佳の目は上目遣いになる。
「‥‥今日は、ちょっと‥‥」
タケはためらった。
それは‥‥
美佳の背中に手を回したままのタケに、美佳のムネがさっきから当たっていた。ここで舌なんか入れたら‥‥、タケは自分の理性に自信がない。
とゆうか、既にタケのブツは少しずつ大きくなり始めていた。
ので、タケは視線をはずして美佳の身体を自分から少し離したのだ。
そう、美佳に気付かれないために。

「どうしたの?」
美佳はきょとんとした目で言った。
「何でもないケド‥‥」
タケはそう言いながら美佳から完全に身体をはがした。そして後ろ側の壁に背中をつけしゃがみ、少し前かがみになる。

「美佳、先 授業戻っていーよ。」
「何で?一緒にサボるってば。」

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