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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 28


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次の日

キーンコーンカーンコーン

「よっ!!悠太!昨日は田崎と何やってたんだ〜??」
「なっ!!タケ…!!!何言ってんだよ!」
「お前バレバレなんだよ〜。あいつと付き合ってんだろ??お前田崎の下着姿見て興奮してたもんなぁ。」
「おまっ……!!バカ!声でけぇよ!」
「私がなんだって?」
そこにゆきと美佳が現れた。
「た…田崎!!なっなんでもねぇよ!!」
しかし悠太はバツが悪そうに立っている。
「悠太!!あんた、私に何か言わなきゃいけない事があるよねー?事と次第によっては許さないよ!!」

なんでこうなるかなぁ…。昨日はあんなにラブラブだったのによぉ…。
「どうなの!?悠太君!」
美佳までもが悠太に尋問を始めた。悠太は情けない事にすぐに屈してしまった。

一通り打ち明けたあと、悠太は美佳とそしてゆきの顔を見るのが恐かった。タケはと言うと、俺はしらねー、と言ってそそくさと逃げてしまった。
「なっなっなっ!!!!変態!!女子更衣室覗くなんてありえない!!!!」
美佳は顔を真っ赤にして悠太を怒鳴りつけた。ゆきはと言うと…怒りより羞恥心の方が先に込み上げてきていた。

…悠太に見られた…。パンツもブラも…。だからあいつ貧乳とかいっぱい言ってきたんだ!!ありえない!!!

ゆきの感情は次第に羞恥から怒りへ変わって行った。ピンクだった頬は急速に赤くなっていった。

―――グイッ

ゆきが悠太の胸ぐらを掴んだ。そして、ゆきは無言で悠太の腕を掴み自らの肩へ回すと、

―――バンッ
―ドサッ

ゆきはとくいの背負い投げで悠太を投げた。一瞬のことに悠太は声もでず、怒っていた美佳もびっくりして口があいてしまった。

「悠太、今ので許してあげる。けどもう二度とそんなことしないで!!!バカ!変態!」
悠太は放心状態で廊下の天井を見つめていた。ゆきが走り去る足音が耳に入ってきたが、自己嫌悪に浸っていたので、追い掛けようとは思わなかった。

…マジ、変態になるのは嫌だったんだけどなぁ〜。まぁタケの誘いに乗ったオレが馬鹿だった…。ゆきとはもう終わりかなぁ…。始まったばっかりなのに…。でも、ゆきだって変態な彼氏なんか欲しくないだろうしなぁ。はぁ。

ふと、悠太の目に心配そうに見つめる美佳の姿が写った。
「…大丈夫?打ち処悪かったの?」
「…あぁ。大丈夫。」
そう言いながら悠太は立ち上がった。
「悪かった。ゴメンな。覗きなんかして…。」
「もういいよ。覗いちゃったもんはしかたないしそれよりも早くゆきの事追い掛けてきな!!!」

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