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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 26


…10分ほどしてゆきの意識が戻った…
「ハッ!!悠太!悠太起きて!」
…ゆきが悠太をゆさぶるが無反応の悠太君…

「おきろぉー!!」
ペチペチペチ…
ゆきの往復ビンタが炸裂…それでも悠太は…
「・・・」
頬は赤いが固まったままである…スゴいぞ悠太!!

…ゆきは何かを考えたらしく顔を赤くして悠太に近づくと…

「ユ・ウ・タ 起・き・て?」
-チュッ


……
「んはぁ!?」
「やぁーっと起きたよこの子わぁー」

…頬を赤くして怒ってる…こんなゆきもかわいいかも……ん…?
「ゆき先生ー。頬が激しく痛いのですが?」
「ワ…私、シラナイアルヨ」


と、まぁ冗談はさておき、
「…なんか、ごめんね。お母さん強引で…。」
「ん?まぁいいよ!おばさんの料理ちょっと食べたいし。」


―――


「筒井君、オマタセ。急な事だったからたいしたものつくれなかったけど、たくさん食べてね!」
「うわぁぁぁ!!すっげぇ美味そう!!うちのお袋とは大違いだ!」
悠太がそう言うのも無理はない。ゆきの母は料理教室の先生をしているし、その腕前はどこのレストラン、料亭で働いても引けをとらないものだった。
ちなみにメニューは青椒肉絲にシーフードサラダ、蟹卵スープ、麻婆豆腐と豪華なものだった。
悠太は目を輝かせてそれらの料理を見ていた。生唾をゴクッっと飲むのが聞こえてきそうだった。ゆきはそんな悠太を見て心がポカポカしていくのを感じた。
「いただきまぁぁぁす!!!」
悠太はそう言うと凄い勢いで食べ始めた。
「筒井君、美味しいかしら?」
「めっちゃ美味いっす!!」
「そう、良かったゎ!ところで、これからもゆきの事よろしくね!」
――ブッ!ゴホゴホ!!
「ちょっ!ちょっと!!!何言ってるのよ!!お母さんたらっ!」
「あら、お母さんの目は誤魔化せないわよ。あなた達、付き合ってるんでしょ?」
「なっ、な、ななな何を…私達そんなん…いや…でも…まぁ…ゴニョゴニョ…」
キュウー …真っ赤なゆきがしどろもどろになっている…

「クス…あらあら?じゃぁ、そういうことにしておきますか?」
と意地悪く微笑み返す母…

「あうぅぅ…。」
-チラッ、チラッ
…そんな中、ゆきが悠太に目で何かを伝えようとしているのを感じた悠太は何を思ったのか正座になって…

「わ、わかりました。ゆ、ゆきの事はお…、いや僕が…」
「ダァー!違うでしょ!私はフォローしてほしかったの!…はぁ…はぁ」

―もはやバレバレである…
「クスクス…。」
私もそんな若い時代があったわぁ〜。とろぉん。
ゆきの母親は二人にジト目で見られている事には全く気がつかず陶酔にふけっているようだ。

…。
……。

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