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同級生
官能リレー小説 - 女性向け

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同級生 14



「……。エロ悠太!!!どこ見てんのよ!!スケベ!ヘンタイ!」
悠太はその言葉にはっとした。
「わ…悪い!!見ちゃったけど、わ…忘れるから!!」
と言いながらゆきを立たせた。
「「……………」」
向かいあって立ったまま、お互い顔を真っ赤にさせていた。
「あ…ありがと。」
ゆきはそう言いながら悠太の顔を見た。そして悠太と目があった。
――――刹那―――――
ときが止まった…ように思った。悠太はゆきの肩を抱き、ゆきは悠太のTシャツの裾を掴んで、2人はチュッっとキスをした。
キスは軽いものでお互いの唇の柔らかさ、温度、そして気持を確認するものであった。
しゃがみ込んだ2人は1度離して、また口付ける。
そして悠太はゆきの背中に手を回す。ゆきはビクッと体が少し震えているようだ。
悠太はそれに気付いて口を開いた。
「大丈夫。何もしないって。」
悠太自身、余裕のない状態であったが、口にする事で自分に言い聞かせたのだ。
「ぷっ。ちゅー…したじゃん?」
ゆきはクスクス笑いながら言った。
「あはは。確かに!」
悠太も笑いながら言った。

「お!ワンピース乾いたみたいだぞ!ほれ。」
そう言ってワンピースをゆきに渡した。ゆきはそれを受け取り、着替えた。もちろん悠太はその着替は見てない。
「やっぱ、今日の服装可愛いよなぁー。」
悠太が独り言のように呟いた。
「ちょっと!照れるからそういうこと言わないでよ!」
「あ…聞こえてた?でも…嘘じゃないよ。俺、最近までゆきが可愛いとか全く思わなかったけど。ましてや好きになるなんてなぁ…。」
「………。悠太ってキザ!!そんなクサイセリフ言うと思わなかった…。」
「なんだよ!!!俺は正直に言っただけだぜ!?」
「それがキザだって言ってんのよ!!」
「ああ!そうかよ!じゃぁもう二度と好きなんて言いませんよ!スミマセンね!」
「ぅ……。それはイヤかも……。」
「だってキザなのはイヤなんだろ?」
「……意地悪!!!」
「じゃぁ結局どうして欲しいんだよ!」
「……たまには言ってほ…欲しい…。」
(こいつマジ可愛いなぁ。あぁ…俺そうとう惚れてるなぁ。)
「俺は毎日でも言って欲しいかも。」
「え!?な…何を?」
「ん?《好き》って。」
「だ…誰に!?」
「お前しかいねーだろ?」
「あ…そっか。…って!え!?私!?」
「なんだよ。イヤなのかよ…。」
「イヤって言うか…言えるわけないじゃん!」
「…俺の事好きじゃないから…?」

―――ドクッ

(ヤバい。可愛い!!!あぁそんな子犬みたいな目でみないで!!心臓潰れちゃう)
「なぁ。…好きじゃないの? 」
「す…好き。」
「きこえなぁぁい!」
「すき!!好き好き好き好き!!!!」

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