PiPi's World 投稿小説

同級生
官能リレー小説 - 女性向け

の最初へ
 10
 12
の最後へ

同級生 12

「あのね、多分、あたしは悠太が好き…」
目の前の柔らかな唇を見てキスされた事にやって気付いた。頬が赤く染められて可愛い。
「多分って…?」
「……ううん!あたしも悠太が好き!嬉しい」
ゆきはいきなり悠太の胸に飛び込んだ。
「ぉわっ!」
バランスを崩してベッドに倒れこむ二人。

これからもっと悠太のこと好きになっていくよね――。不安はあるけど悠太なら大丈夫な気がする――。

「ゆき…」
ゆきに腕を回そうとした瞬間、
――コンコン
「悠太ぁ、お菓子持ってきたわよ」
「あ!わかった!」
またしても邪魔が入った…。
悠太はベッドから起き上がるとドアを開け菓子を受け取る。
「お母さん、ちょっとまた出かけなきゃならなくなったから留守番よろしくね」
「あぁ…わかった」
「帰りはお嬢さんの事送ってあげなさいよ。男の子なんだから」
「わかったよ!早く行けって///」

「なんかいつも絶妙なタイミングで来るよね」
母がいなくなりまた微妙な雰囲気になってしまった。
「でももう来ないと思うから、今家にオレらしかいないから」
「あ…そっか…」
ゆきは突然体を強ばらせた。悠太も言ってから言葉の力を知り赤くなる。
「そんな意味じゃなくてだな;;」
「う…うん。分かってるよ?」
ゆきは、耳まで真っ赤になっていた。そんなゆきをまたしても可愛いと思った。
「まぁ…。取りあえずさ、これからよろしくな?」
「あ…うん!私もよろしくね!」


「あー!なんか喉乾いた。お茶でものむか。」
そう言って、悠太は悠太の母が持ってきてくれたコップに手を伸ばした。その時、

――――バシャ
――――ゴトッ

コップをひっくり返してお茶がゆきにかかってしまった。 「キャッ!!!冷たっ!!」
「あ!ゴメン!!あちゃービショビショだ…。取りあえずタオルで拭いて?……あっ!………」 「え?何?どうかした?…………………あ!!」
そぅ、ゆきの下着が白いワンピースから透けてしたのである。
「ご…ごめん!!!俺なんも見てないから!!」
「…………。」
「…濡れたまんまじゃ寒いよな?!俺の服着ろよ…!もちろん着替は見ないしさ!!」
明らかに動揺しながら悠太はゆきにTシャツを渡した。

SNSでこの小説を紹介

女性向けの他のリレー小説

こちらから小説を探す