友情から恋へ 7
綿井は鷹間のことが大好きだったのだ。
(岩野ちゃんの巨乳を想像しているのね)
綿井はそう思った。
猫背ぎみに机に向かい背を丸くする鷹間を横目で見ながら、
ポケットの中の薄布をぎゅっと握り絞め、綿井はニヤリとほくそ笑んだ。
拳の中のそれは鷹間のアンダーパンツだった。
部室の前から逃げるように立ち去る岩野を発見した時、綿井は何事かと思った。
恐る恐る扉を押し開けた瞬間に『うっ・・』と野太い男の喘ぎ声が聞こえてきた。
綿井は鏡に写ったその姿を見て、目を見開いた。
全裸で股間を握り締めている男・・・憧れの鷹間だった。
今まさに、その握られた先端から白濁の液が飛翔している真只中だった・・・
綿井の顔は高揚した。
額から汗が流れ落ちた。床に落ちた小布を拾い上げ、汗を拭った。
手にした小布は、純白の鷹間のパンツだった。
綿井はそれを素早くポケットに入れた。
そして、放課後
鷹間は岩野と二人っきりで教室にいた。
二人は隣の教室に綿井が潜んでいることに気付いてなかった。
鷹間「岩野、お前とセックスしたい。その巨乳を揉みたくてたまらない。」
岩野「鷹間君、何言いだすの。ヘンタイ。」
鷹間「お前の巨乳が頭から離れない」
そこへ、綿井が来た。
綿井「鷹間君、何変な事しようとしてるの。岩野ちゃん、早く帰ろう。」
綿井は岩野の手を引っ張って、強引に岩野の自宅の前まで連れていった。
綿井はこんな美少女の岩野が鷹間と深い仲になったら、自分が鷹間に近づけなくなるから、こんな強引な事をした。
とはいえ、綿井だって充分に可愛い女の子だった。
男子からは、岩野に負けずとも劣らぬ人気もあった。
しかしながら、今までどんなにモーションをかけても、片想いの鷹間はなびいてはこなかった。
だからこれまでは、鷹間は鈍感な男か、それとも純粋にウブな男だとばかり思っていたのだ。
それなのに岩野を厭らしい言葉で積極的に誘う鷹間をみて、綿井は腹が立っていた。
鷹間は単に、巨乳好きのスケベな男に過ぎなかったのだ。
だけど綿井もHカップの立派な巨乳だ。
実は鷹間は、ランドセルが似合うような童顔の綿井に興味を持てなかったのだ。
これではいくらモーションをかけても、鷹間が綿井を恋愛の対象としては見ることはなかった。
そして次の日の昼休み、鷹間はやっぱり岩野のことばかり考えていた。
その時岩野はテニスをしていた。
男子2人と女子2人(岩野と渡井)のダブルスでやっていた。
制服のため、女子2人は激しく動くと純白のパンティが見えてしまうため、恥ずかしさで動きがぎこちなく、無意識のうちに片手でスカートを押さえてしまう。