♂と♀のラブゲーム 8
「ど!どこ触ってんだよ!」
流石の治もここまでされるとは思っていなかったのだろう、その慌てぶりは誰もが見たことのないものだった。
「恥ずかしがることありませんよ、ここにいるのは皆''男"…天草くんと同じモンを持った同性なんですから…」
保健師の手は治のパンツの中で蠢く…
「だ、だからって……頼む、、止めてくれ…」
顔を赤く染めた治の姿は新鮮に見える。
「止められませんよ…、いつも傲慢な天草くんの恥ずかしい姿…クラスメートの皆も期待してますからね…」
確かに眼を輝かせるクラスメートたち…誰一人として助ける者はいない。
治の普段からの横柄な態度があだとなったに違いない。
「学園の王子様的存在の天草治くんがどんな逸物を持っているのか?…男は男なりに興味あるですよ…」
嫌らしく微笑む保健師…パンツの中の手は、確実に治のモノを握っている…
「もう何でもするし反抗しないから…頼む!パンツだけは…!!」
既に半脱げになっているにも関わらず、治は尚も抵抗し続ける。
「そう言えば天草、修学旅行でも一緒に風呂入んなかったよな…」
一人の生徒がポツリと言う…
「水泳の授業の時だって、皆と一緒には着替えないぜ…」
思い出したかのようにまた一人の生徒が言う…
「そう言われれば便所だって、生徒会役員専用の所迄わざわざ行くよな…」
「放課後にAV鑑賞した時だって、天草だけは来なかったしな…」
「天草財閥のお坊ちゃんは、俺らとは連む気がないんだとばかり思っていたけど…実は自分のチンコ…見られたくないんじゃないのか?」
「まさか…女泣かせの噂は虚言か?」
皆、顔を見合わせる…
「もう許してくれよ!…噂は噂であって…俺の口から何か言った訳でもないんだからよ…」
半ベソをかきながら願い込む治…
もはや横柄な治は何処にもいない…
「ははは、これで女泣かせとは笑いますね…逆に泣かされたのなら分かりますが…」
パンツの中で治を握った拳を皆の方へ向ける…
「やべ、天草のヤツ勃ってやがる…」
「あの先端、先走りで濡れてないか?」
「でも、なんか小さくね?」
治の股間を前に次次と感想を言い合うクラスメートたち…
治は羞恥の余り眼を硬く閉じる…
天草学園の生徒会長であり、誰もが羨む容姿を持った治が、今クラスメートの前でとんでもない痴態を晒している…
背後から屈強な男に羽交締めにされ、唯一着けたパンツは竿が辛うじて見えないギリギリの線まで下げられ、陰毛はすっかりと曝されてしまっている…
しかも保健師の執拗なる触手によりパンツの布はテントを張り、その頂には先走りによる濡れ染みまでできてしまっていた…
「頼む….見ないでくれ…」
泣きそうな声で訴える治…
見るなと言われれば言われる程、興味が湧く人間心理を治は知らなかった…