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♂と♀のラブゲーム
官能リレー小説 - 女性向け

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♂と♀のラブゲーム 6


「人の痛みって・・?」

「知っての通り、治は恵まれた環境で育ったは」
「はい。羨ましいぐらいな・・」

「成績だってトップクラスだし、運動だって長けている・・」
「教師たちも一目置いていますよね。」

「それに加えてあの容姿・・・」
「はい・・・女の子は皆、憧れています。」

「それだから、増長すのよね。
王様気分で、誰の言うことも聞きはしない・・・」
「分かります。」

「このままでは将来きっと後悔するのは分かりきっているは・・
だけど、欠点が無い分、立ち入る隙がないのよ・・」

「ぁ・・・」
舞は体育館裏の、治の姿を思い出した。

「どうかした?」
「い、いえ・・欠点と言えるかどうかは分からないのですが・・」
舞はそれを理事長に見せていいものかと、戸惑った。
こんなものを盗み撮りしたこと自体、あってはならいことなのも分かっていた。

「舞さん、何か知ってらっしゃるのね?」
理事長はウェッジウッド のブルーのティーカップをソーサーにゆっくりと戻す。

「い・・いえ。そんな・・」
「舞さん、貴女の知っていることが校則に反していることであったとしても、それは目を瞑りますよ。
それに、生徒の弱味を教えて欲しいと頼んでいること自体、私も理事長としては失格ですもの。」

理事長の微笑みは柔らかだった。
しかしその目の奥には、治を真剣に心配している祖母としての姿が光っていた。

「分かりました。私も覚悟を決めます!
本当は理事長に。お孫さんのこんな姿見せていいのか分かりませんが・・
これは天草学園生徒会長、治さんのコンプレックスであることに間違いありません!
意を決した舞は、理事長に携帯を差し出す。
多くの高校がそうであるように、天草学園でも校内への持込みは禁止されていた。
しかし理事長は約束通りにそれを咎めることなく、それよりも早くその事実を確認したいといった赴きで、それを受取った。
「何かしら?どうすれば?」
「スマホでは無いので画像は良くないのですが・・」
舞は、画面を覗き込みながら、理事長が手にした携帯を操作した。

「あら…」
画像を見て一瞬固まる理事長…
それはそうだと思う…自分の孫である治の性器を見ることなど今まである筈はないのだ…

「ごめんなさい…お見せすべきかどうか迷ったのですけど…」
今更ながらに後悔してしまう。

「いいえ、ちょっと驚いただけなの…貴女が謝ることなんてなくってよ…」
「偶然にそんな場面に出くわせてしまって…ついシャッターを押してしまったんです」
言い訳がましいとは分かっていたが、言わずにはいられなかった。

「ふふ…理事長としての立場を忘れて言わせて貰えば、孫である治のおチンチンが見れたことに…貴女には感謝するは…」
理事長の口からおチンチンと言う言葉が出たことにちょっと驚いてしまう。

「はい…見ての通り、彼の男としての性器はおチンチンと言うに相応しいと思うんです…」
正におチンチンと言う子供染みた呼び方が似合っている…

「確かに仰る通りね…毛が生えていなければ小さい子供のと何ら変りはないものだはね」
それ故に黒い陰毛が尚更に目立って見える。

「高校男子にしてはサイズだって小さいし、色もピンク色だし…」

「しかも包茎よね…」
理事長が私の言葉に割って入り続ける
「これは確かに治のコンプレックに違いないは…治を叩き直す材料になるはね…」
画像をアップにして、治の性器を見入る理事長…
治の曲がった性格を直す為の強い意志を感じる…

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