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ドコにもいかないでね…
官能リレー小説 - 女性向け

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ドコにもいかないでね… 3



家に戻ると私はさっさと夕食の準備をはじめた。
『ちょっと待っててね。』ホントは悲しかった。健吾が私といる意味なんてあるのだろうか?すると
「どした?さっきのヒト気にしてんの?」
敏感な彼には分かってしまうの。
『ちが…っ』
私は涙を止められなかった。頭を撫でて優しい瞳を向ける健吾。
『離れて…っいっちゃ…イヤだょぉ。』
「離れないよ。こっちおいで」
彼はソファーへ促した。
アタシは健吾に促されてベッドルームに入った。毎日健吾と2人で入る大きなベッドに彼は腰掛けて言った。
『雛、もぅいい加減一人で考えたりため込んだりするのはやめろ』いつもとは少し違った口調で私に話しかける。「じゃぁ健吾、私を抱ける?こんな汚い体。今まで一度だって触ってくれなかった。」私は涙をこらえて今まで無償の愛を注いでくれた健吾に八つ当たりをする。すると彼は私の手首を掴んでベッドに押し倒す。恐い。動けない。目が見れない。『雛』聞いたことないくらい低い声で呼ばれ、思わず顔を上げてしまった。『おまえが大切なんだ。傷を広げたくなかった』
「健吾…」
彼は私に初めて大人のキスをくれた。
「んっ………はぁ…」
『雛を手放す気なんかないから』健吾は大きな手を私の胸に乗せる。

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