逆レイプ調教〜許して……〜 84
「はい、ジンジャエール。」
愛さんがジュースを持ってきてくださった。
「あ、ありがとうございます。」
「そんなにかしこまらないで。」
愛さんは笑顔で言う。そして、
「バスの時間まで結構あるからゆっくり出来るわね。」
と言う。
「そうなんですか?」
「うん、本数も少ないからね。」
カラン シュワワワ〜
愛さんがグラスに氷を入れてジンジャエールを注いでくれた。
「あの……」
「ん?」
「ツインテール好きなんですか?」
「え?ああ、まあそうね。解いてみようか?」
愛さんはそう言ってヘアゴムを解いた。
「どう?こっちのほうが好き?」
「あ……なんだか大人っぽくなりましたね。」
「ふふ、嬉しいこと言うわね。ありがと。」
「さてと、そろそろ行きましょうか。」
愛さんが立ち上がった。
「はい。もう行き先は決めてくださってるんですか?」
「ええ、予約はしてないけど、飛び込みで泊まれると思うわ。」
「そうですね。」
僕は愛さんと電車に乗り、まずホテルを取った。そして近くのカラオケに行った。
「ええと……フリータイムで良いわよね?」
「はい。」
「じゃあフリータイムで……ドリンクバーもつけて。」
手際よく愛さんが話を進めていく。
「かしこまりました。114号室です。」
「そうさ僕〜らは、世界〜にひ〜と〜つだけ〜のは〜な〜、一人ひと〜り違〜う種を〜持つ。そ〜のはなを〜咲〜か〜すこ〜とだけぇに〜、一生懸命になぁればいい。」
愛さんの一曲目は「世界に一つだけの花」であった。
「え〜と……」
「bPにならなくてもいい。もとも〜と特別な〜オンリーワ〜ン。……終わっちゃったわよ。まだ決まらないの?」
「『崖の上のポニョ』にします。」
僕らはこんな調子でカラオケを終えた。
「そろそろ戻ろうか。」
「はい。」
「夕飯はホテルの中で良いわよね?」
「ええ、そうしましょう。」