逆レイプ調教〜許して……〜 82
「……りして!しっかりしてってば!!」
「ん…う…」
「気が付いた?」
「…愛…さん…」
「あ、無理に起き上がらないで。」
「ええと……」
「大丈夫。音楽準備室よ。鍵は借りてあるから。」
「…はい…」
「あの……気絶させちゃって…ごめんなさい…」
「はい?」
「私…何も考え…られなくて…目茶苦茶に…しちゃった…から…」
「いえ…もう…大丈夫…ですから…」
「もうちょっと休んでて。」
「……はい…すみません…」
「大丈夫、私のほうこそ本当にごめんなさい。」
愛さんは涙を流している。
「あ、そんなに泣かないで……」
僕は身を起こそうとしたが体中が痛く、体もいうことを聞かない。
「うん…あ、まだ動かないほうが……」
「すみません…だらしなくて…」
「そんな……私のためにあそこまで頑張ってくれたんでしょ?」
「それは……」
「もう少し休んでて。無理に立ったりすると危ないわ。」
「そうですね…」
僕はふと窓の外に目を向けた。
「如何したの?」
「愛さん……夕焼けですね……」
「え?…あホント…綺麗ね……」
「明日も良い天気ですね。」
「ええ。」
暫し二人で夕焼けに見惚れた。僕が横になっていなければ極普通の光景かもしれない。
「夕陽が沈んでいくわ……」
愛さんはうっとりとした表情で呟いた。
「そろそろ帰りませんか?」
「そう…もう立てる?」
「ええ。」
「良かった。じゃあ行こうか。」
僕は立ち上がり体を動かした。歩けそうだ。
「鍵掛けるわよ。」
「あ、お願いします。」
ガチャン
鍵の返却の後家路につく。
「お送りさせて頂きますね。」
「え?ありがとう……」
愛さんを家に送り、帰宅した。
「はぁ……」
早くも金曜日になった。
「明後日だから今日は全体合奏中心に行くわよ。」
「はいっ。」
今日は大丈夫そうだ。
「じゃあ合奏体系を作って。」
「はいっ。」
「うん。じゃあ後は指揮者にバトンタッチ。」
「はい。並び方と位置はこれで良いですね。」
僕はそう言い、『用意』の指示を出した。全員を見渡し、
「1、2、3、4!」
♪♪♪・・・・・・