逆レイプ調教〜許して……〜 61
「そう言うなら・・・・・・良いわよ。」
愛さんは折れてくれた。
「あらあら。あ、さっきのパイ切ったわ。」
「え?本当に切ったの?」
「あの・・・愛さん・・・お姉さまと喧嘩でもされているんですか?」
「そうじゃないけどいくらなんでもお姉ちゃん失礼じゃない?」
「そんなに熱くならないでください。そもそもは僕がこんな物を持って来てしまったからでして・・・・・・」
「君はそんなに私が怖いの?」
「お姉ちゃん!当たり前でしょ。」
「そんなつもりでは・・・・・・」
「な〜んちゃってね。」
「え?」
突然愛さんが舌を出した。
「あの・・・・・・どういう事ですか?」
「ちょっと試してみたの。私とお姉ちゃんが喧嘩したら君はどっちの味方するかなって。」
「そんな・・・・・・」
僕は突然力が抜けた。
「私は君が愛の方につくと思ったんだけどね。仲裁に入るとはちょっと予想外だったわ。」
「お姉ちゃんはそう思ってたんだ。私は仲裁に入ってくれると思ってたわ。」
「そう。あ、これを言いだしたのは私じゃなくって愛だからね。」
いきなり面食らった感はあったが、暫し3人で雑談をした。ふと舞さんが言った。
「それでさぁ、吹奏楽部って今どんな感じなの?」
「えっと・・・・・・」
「ん?愛、何か言いにくいの?」
「ちょっとね・・・・・・他の所とは大分違うから・・・・・・」
「そうなの?」
「・・・私ばっかに聞かないでよ・・・・・・指揮者も居るんだし。」
「え?君指揮者なの?」
「ええ。そうです。」
「それで、部活どんな感じなの?」
「かなり技量は高いと思いますよ。」
「じゃあ今度の演奏会楽しみにしてるわね。」
「え〜お姉ちゃんが来ると緊張するわ。」
「パーカッションですからね・・・・・・」
「パーカッションだと何?」
「緊張すると直に音に出ますから。まあ他の楽器もそうですけど。」
「ふ〜ん。」
「私は良くわかんないんだけど・・・・・・」
舞さんが話しかけてきた。
「何ですか?」
「指揮は如何なの?」
「精神的にそういう意味では強いのが指揮者としてあるべき姿ですね。」
「そうなんだ〜。」
半分ほど納得したように頷いた。
「さてと・・・・・・」
舞さんが立ち上がった。
「お姉ちゃん如何したの?」
「そろそろ支度しなくちゃ。」
「あ、私がするわ。彼呼んできたの私だし。」
「相手してあげなさい。連れて来ると思って用意してあったし。」
「あ・・・申し訳ありません。」
「良いのよ。また愛が言い出したんでしょ?」
「しかし遠慮会釈もなく・・・・・・」
「気にしなくて良いわ。ホラ、愛はちゃんと相手してあげなさい。あなたのお客様でしょ?」