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逆レイプ調教〜許して……〜
官能リレー小説 - SM

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逆レイプ調教〜許して……〜 42

「私が言いだしたんだから。」
「しかし僕のためですよね。」
「君の分の方が安かったのに割り勘にして如何するのよ。」
「じゃあ二人分払います。」
「そういう事じゃないの。」
暫く言い争ったが、これは僕の作戦であった。愛さんが僕の差し出した手に気を取られている隙に、分からないように僕は反対の手で二千円札を愛さんの制服のポケットに押し込んだ。
「・・・・・・分かりました。今回はありがたく頂きます。」
「そう言ってほしかったの。彼女に遠慮はしないで。」
愛さんはそう言って帰って行った。

家に着き宿題を片付けながら僕は考えた。
(愛さんに助けてもらってばかりだなぁ・・・・・・。何かお礼をしたいけど・・・・・・)
僕の思考は「けど」で止まってしまう。お礼をしたいと言い出せば、愛さんは明らかに遠慮するだろう。誕生日を聞き出すことも大変そうである。となると・・・・・・
「そうだ・・・・・・」
僕は誕生日を聞きだす手段を思いついた。
「占いだ。占いでさりげなく誕生日を聞き出せば・・・・・・」
僕は作戦が上手くいくかどうかは分からないが試してみる価値はあると判断した。

「『占い』・・・『占い』っと・・・・・・」
僕は昔もらった占いの本を取り出した。
「出来るだけ簡単そうなのを・・・・・・タロットカードもどこかに・・・・・・」
部屋の中をかき回し占いに使うべき道具を集めた。
「近いうちに愛さんを招待して上手く聞き出せれば良いけど。」
部活でへとへとにならないことを願いながら僕は道具を使える状態にするなど、占いの用意を整えた。

翌朝。
「あ、お早うござ・・・・・・」
「バカァ!!」
パシーン
平手打ちが飛んできた。
「私の制服のポケットにこれが入ってたんだけど?」
「・・・・・・はい・・・・・・」
「これ以上言うことは無いわね。」
「・・・・・・すみません・・・」
「ありがと。」
「え?」
「怒ったと同時にちょっと嬉しかったわ。」
「・・・はい。」
「じゃあ行きましょ。」
「本当に・・・・・・申し訳ありません。」
「私が君の右手に気を取られてる間に反対の手でこれを押し込むとは考えたわね。」
「・・・・・・はい。」
「で、二人分の二千円をとっさに取り出すとはやるわね。」
「ええ、『割り勘』という言葉に引っかかったので。」
「え?」
「千円札で割り勘という事は大体その倍であると考えられますよね。」
「なるほど。・・・あ、お早うございます。」
今日は石田部長が立っていた。

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