逆レイプ調教〜許して……〜 38
「じゃあ行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
僕は家を出た。
「あ、お早う。」
「お早うございます。」
橋で愛さんが待っていた。
「いつも早いですね。」
「そうね。別に急かすわけじゃないわ。待ってるのも楽しみの一つだし。」
「そう言ってくださると救われます。ところで、」
「何?」
「このまま吹奏学部を続けると僕の体がもたないと思うんです。」
「そうね・・・・・・」
「それに吉田さんが嫉妬しているみたいで。」
「それは絵美菜さんから聞いたわ。」
「そうですか。」
「でもだからと言っておいそれと渡したくはないわ。」
「僕も別れたくはないです。そこでですね選択肢としては・・・・・・」
僕は先の選択肢のうち4番めを除く3つの案を出した。
「私は『交際を続け、この状況を我慢する。』かな?」
「そうですか。僕もそうしたいと思っていました。我慢していただけますか。」
「私は大丈夫よ。体がもつ?」
「心の支えがあれば大丈夫です。」
「そう?」
「はい。愛さんが心の支えになってくださっていますから。」
「私もそう言ってくれる事が心の支えかな?」
「そんなに御気を使われなくても・・・・・・」
「そういう言い方をしないの。」
「あ、そうでした。」
「どうしてそういう言い方になるのかな?」
「さて・・・・・・なぜでしょう?」
「気を付けてやってるの?」
「というより反射ですね。」
「ふ〜ん。私はまだそういう存在なのね。」
「あ・・・そういう意味では・・・・・・」
「ふふふ。」
話している間に学校に着いた。しかしいつも校門前に居る筈の石田部長が居ない。
「部長がいませんね。」
「困ったわねぇ・・・・・・」
「とりあえず校内には入れますが・・・・・・」
「でも・・・・・・何かあったときに困るわ。」
「携帯で連絡してみますね。」
『あ、もしもし・・・・・・ああ君か。今日は体調崩しててね。』
「学生証はどうなるんですか?」
『玲子が持ってるわ。教室で渡してもらいなさい。』
「はい・・・・・・」
「どうだった?」
「松岡さんに預けてあるそうで、教室で渡してもらえとの事です。」
「お早う。」
「お早うございます。松岡さん・・・・・・あの・・・・・・」
「石田部長から預かってるわ。ちょっと外に行きましょう。」
人の少ない視聴覚室の前へ行った。
「これを返してあげる代わりに今日は私に従ってもらうからね。」
「え?そんな・・・・・・」
「今日は私一人だから昨日みたいな事にはならないわ。」
「はい・・・・・・」
僕は逆らえる筈も無く、交換条件を呑み、学生証を返してもらった。