逆レイプ調教〜許して……〜 26
「何がいいですかね?」
「ステーキも悪くないけど・・・・・・ランチだからね。」
「コース方式にしますか?」
「いいけど、そういうの平気?」
「と言いますと?」
「堅苦しくて嫌いかなって。そんなタイプじゃないか。」
「そうですね。愛さんはどうですか?」
「そういうのデートでやってみたかったわ。」
「僕を試すつもりですね。」
「あ、珍しく私に挑戦的な言い方を。」
「あ、すみません。」
「んもう・・・・・・そうじゃないでしょ・・・・・・。まあいいわ。コースのBでお願いします。」
「かしこまりました。」
「温製カキの香草風味でございます。」
「ん、美味しいですね。」
「今日はカキなのね。」
「如何ですか?」
「大変結構よ。」
「野菜スープでございます。」
「これはなかなかですね。」
「そうね。うん。今日も美味しいわ。」
「なれてる人は違いますね。」
「ふふっ。」
「鰆のポアレ ヴァージンオリーブオイルのソースでございます。」
「良い匂い。」
「美味しいわね。」
「ええ。」
しかしその直後フッと愛さんの表情が曇った。
「あ、僕何か無作法なことをしましたか?」
「そんな事無いわ。そうじゃなくて・・・・・・こうしてるとちょっと忘れちゃうけど・・・・・・部活のことよ。」
「そうですか。」
「オレンジのグラニテ(シャーベット)でございます。」
「いつも思うんだけど、これってデザートに出ないかしら?」
「そうですね。ちょっとただのシャーベットとは違いますよね。」
「子牛のヒレステーキ フォアグラソテー添えでございます。」
「来たわよ。」
「うわぁ・・・・・・」
「食べちゃうのがもったいないわね。」
「そうですね。」
「パンもらうわ。」
「あ、僕も。」
「うん。美味しい。」
「ステーキと言ってもここまで来ると・・・・・・」
「言葉が出ない?」
「言葉は要らないってとこでしょうか?」
「そうね。」
「ティラミスでございます。」
「デザートは割りと普通ね。」
「フルーツがまだですよね。」
「初めから果物はないのよ。」
「なるほど。そうでしたか。」
コーヒーが出てきた。
「これから如何するんですか?」
「そうねえ・・・・・・映画かカラオケでも?って思ってるんだけどどうかしら?」
「いいですね。愛さんのような人といけるのは嬉しい限りです。」
「そういう事言ってくれるのは嬉しいけど」
「けど?」
「敬語はいただけないな〜。部活の先輩と来てるみたいじゃない。」
「そう・・・だね。」
「おっ頑張ったね。」
「ええ。」
「さて、そろそろ行こうか。」