スレイブ ゲーム 36
スレイブゲームはまだ、始まったばかりだ。
今回ちなが参加したのは新奴隷調教。
他にも奴隷を使ったショーが行われているのである。
恭司がちなを引き連れやってきたのは新奴隷のオークション会場である。
今回ちなと競い合った奴隷たちで主人に捨てられた奴隷はここで新たな主人に買われて行くか。
売れ残り、この施設で奴隷以下のまさに性処理のための道具として扱われるか。
その後の末路が決まるのである。
「あぁん!」
商品である奴隷たちは、三つの穴の空いた板に首と両手首を拘束され尻を突き出した状態で品定めと言う名の陵辱を受けていた。
ここで奴隷を購入していくのはほとんどがスレイブゲームへの参加資格のない二流の金持ちである。
成金に毛が生えた程度の彼らは奴隷たちを使い己の性欲の限りを晴らそうとしている。
「本来ならばこんな所には来ないんだがな…」
恭司は周囲を見回し目当ての奴隷を探す。
「おっ、ホントに売りに出されていたか」
恭司の視線の先には前後から肉棒で犯され喘ぐちなの姉、理奈がいた。
「御主人さま…」
ちなは主の視線の先に自分の姉がいる事に気づく。
「ん、ああ、姉妹で調教するのも面白そうだと思ってな」
「そんな、私だけでは不十分なのですか…」
「不十分だから、調教するんだよ、お前は主人のする事に意見するのか?」
「いいえ、そんな事はありません…」
恭司の厳しい表情にちなは視線をそらす。
どうやらちなは誤解しているようだが、嫉妬自体は奴隷としても必要な感情である。
ただの言いなりでは人形と変わらないからな。