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陰核治療
官能リレー小説 - SM

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陰核治療 38

研修医が部屋に入ってくるまでの間に、看護師達が手際良く由梨に検査着を着せ、
今度は歯医者のような診察台へと移動させられた。

リクライニングの椅子に座ると、口の中がよく見えるような角度でライトがつき、由梨は眩しそうにした。

「由梨さん、こんにちは〜」
研修医の平野が、背後の椅子に座り、リクライニングが倒された。頭上から平野の声が聞こえる。
「この前、痰を吸引したとき、由梨さんはお口の中も過敏症が見受けられました。性行為のとき、陰核でもお口でも行為が辛いとなると、なかなか彼とのスキンシップも難しいでしょう。この入院中に、喉奥まで咥えられるようにトレーニングをしていきましょう。隠部の過敏症の患者さんには、とても有効な治療法になるので、少し辛いけど、一緒に慣れていこうね!」

「本当に治りますか、、?」
涙目で由梨は訊ねる。
「もちろん!きちんと陰核以外でも感じられるよう治療をすることで、自然と性行為が気持ちよくなっていくようになるからね。一緒に頑張ろう!」
平野は、由梨を安心させるよう微笑んだ。
「では、トレーニングの前に診察から始めていくね。お口を大きく開けてね」
「あーん」
「そうそう。そのまま。良い子だね〜」
イケメンの先生に褒められ、由梨は嬉しくなり、頑張ろうと思えた。

「では、お口の検査をしていくね。すぐ終わるから、ちょっと頑張ってね」
「はひ・・」
平野は医療用手袋をつけ、片手で顎を固定し、もう片方の手の指を口内へと入れ進めていく。
慣れていない由梨は、すぐに苦しそうに涙目になる。
「ん、もう少し奥いくよー」
「おぇっ!!」
由梨は思わず、えずいて体を起こしかけるが、すかさず看護師が押さえにかかる。
「危ないから動かないよ!頑張れ!」


「ううっ!!」
由梨が、もうだめ!!と思った瞬間、平野の指が引き抜かれた。
なんとか吐かずに済んだが、涙目になっている。

「うーん、なかなか重症だねぇ」
平野が難しい顔をして、器具をカチャカチャと用意し始める。
「歯医者や、胃カメラの経験はあるかな?」
由梨は首を振った。
「じゃあ、今日はちょっと辛いかもしれないけど、慣れていこうね」
そう言って、シリコンで出来た棒状のものを手に取ってみせた。
「これを、喉にいれていくから、抵抗せず受け入れられるようになろう」


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