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年下女子におもちゃにされるか弱いおじさん
官能リレー小説 - SM

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年下女子におもちゃにされるか弱いおじさん 4

次の駅までの辛抱…そう思うしかなかった。
とはいえ男の….しかも勃起した股間を自分の身体で感じることなど、40年生きてきて初めての経験だった。
それでも不思議と嫌悪感は湧いてこなかった。
これがもし20代30代…もしくは自分と同年代の男の勃起であったとしたならば、もっと別な感情が生まれてきていた筈だとは思うのだが、目の前の少年はまだ16、7…自分の子供もだとしてもおかしくは年齢なのだ…
そう思うと嫌悪感どころか、何処か微笑ましく、温かい感情が湧き上がってきたりもしたのだ…

それなのに…
ガタンと車輌が大きく傾いて、少年の手が俺の股間に触れてきた。
それも致し方ない…これも不可抗力であると思って疑はなかった自分が甘かった…
当然それに気付いた少年は手を退けると思っていたのだが、少年はそうはしなかった…
それどころか少年の手は俺のモノを確かめるかのようにゆっくりと動き出したのだ…
"ぅお、おい…"
流石に小さく諫めはしたのだが、その動きは止まる事は無かった…
しかも巧みなその動きに、不覚にも反応してきた自分に戸惑いもしてしまう…
この時ほど自分の"男の性"を恨めしく思ったことなかった…
男ならば気持ち良く刺激されれば"勃つ"…そのことに相手の性別や年齢など関係ないのだということを、身をもって分からせられたのだ。

チャックを下され少年の手が侵入してくる。
"や…"
止めろと言おうとし、その言葉を飲み込む…
痴漢にあった少女が声を上げれない心境が分かる気がする…
況しては相手は自分の子供であってもおかしくない16、7の少年…しかも自分はこんなにも勃起していることを考えると、立場は弱い。
そう考えるとされるがままにしているしか仕方がなかった…

どのくらいの間、少年からの触手を受けていたか分からない…
次の駅までを考えると数分であった筈ではあるが、自分にとってそれは数10分にも数時間にも思えるほどの長い時であった…

駅に到着すると慌ててチャックを上げて、少年から逃げるようにして車輌を出た…

駅のトイレに駆け込み個室に入る…
べっとりと濡れたボクサーパンツをトイレットペーパーで何度も拭き取る。
幸い昨夜自慰で出したばかりだったので、量は大したことないのが救いだった…

今迄味わったことのない自己嫌悪に苛まれながらトイレを出る。

ポンと背中を叩かれて振り向くと彼女だった…
「志保さん…誰にも言いませんよ☆」
軽くウィンクして見せる彼女…
俺は彼女に誰にも知らたくない弱味を握られてしまったのだ…

彼女に備品倉庫に呼び出されたのはその日の昼休みだった。
「知りませんでした…志保さんってそういう人だったんですね…」
彼女は甘く微笑みながら小声で言う…

「ち、違うんだ…あれはあっちが触ってきて、つい…」
言い訳がましいとは思いながらも、彼女にはゲイだなんて思われたくはなかった…

「別にいいんじゃありません?ジェンダーフリーな世の中ですもの…」
やっぱりそう思うのは当然だよな…

「だから俺は決してゲイではないんだって…」
男に欲情したことなど今まで一度だってないんだ…

「でも志保さんが痴漢してたのは…高校男子でしたよね…」
「うぉい!痴漢って…何言ってんだよ?」
そう言われるとは思ってもいなかった…

「あらぁ私、動画撮っちゃったんですよぉ〜」
え?…動画って…?

「ほらぁ誰が見ても志保さんがこの男の子に痴漢してますよね…」
鞄に隠されて映ってはいないが、触られていたのは俺の方なのに…

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