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借金取りの息子
官能リレー小説 - SM

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借金取りの息子 26

しかし、沙希は隣の部屋で演技をしているだけだった。
(フフ。うまいぞ、沙希。その調子だ。)
「ああっお願いです山口さん!私は如何なっても構いません・・・ですから娘を助けて下さい!!」
沙織は愛する娘の為に卑劣な凌辱者の足元に跪く。
「ククク・・・さあ如何しようかな?」
その間にも隣の部屋からは、沙希の悲鳴が聞こえてくる。
「良し!イイだろう・・・じゃあまずこの書類にサインしてもらおうかな」
そう言って山口が取り出したのは、奴隷契約書と書かれた一枚の紙であった。
『奴隷契約書
この契約は所有者様である山口勉様と、奴隷である九条沙織との間で結ばれたものであり、その効力は絶対的なものである。
第1条 私、九条沙織は死亡した夫や娘のためではなく、以後山口勉様のために山口勉様専属の未亡人奴隷として生きていくことをここに契約致します。
第2条 私、九条沙織は主人である山口勉様をお慕いし、唯一無二の所有者様とする奴隷として隷従し、お仕えさせて頂きます。
第3条 私、九条沙織の肉体及び精神のすべては所有者である山口勉様の所有物である事を誓います。
第4条 私、九条沙織は山口勉様にお喜び頂くことが奴隷である私の義務であり幸せ喜びであることと心得、いついかなる時も自覚し、決して忘れることは致しません。
第5条私、九条沙織は山口勉様の御命令を絶対服従の御言葉であると心得、どのような御命令にも従い御奉仕させて頂き、決して拒むことは致しません。
私、九条沙織は万が一、この契約に背いた場合はどのような罰則、お仕置きも甘んじてお受け致します。
                平成××年×月×日署名 九条沙織  』
沙織は愛する娘である沙希を救う為、言われるがままその契約書にサインした。
「こ・・・これで満足でしょう!!早く沙希を助けて!」
沙織のその言葉に山口は、人の悪い笑みを浮かべる。
「くくく・・そうだな・・・オイ!もう良いぞ!!」
山口がそう言った瞬間、隣の部屋から永延と聞えていた沙希の悲鳴がピタリと止み、部屋のドアから服を着たままの沙希が出てきた。
「えへへ・・・どうでしたご主人様?沙希の演技上手でしたか?」
「ああ見事だったぞ沙希!このまま声優にでも成れそうな程だったぞ!!」
二人の遣り取りを隣で聴いていた沙織は、顔面蒼白に成る。
「や!山口さん!私を騙したんですね!!」
沙織は悔しげに山口を睨みつける。
「くくく・・・残念だが今回の舞台の脚本を書いたのは俺じゃあ無い」
山口が目を向けると、目の前の女の娘である沙希が嬉しそうに告白する。
「ウフフフフ・・・ごめんなさいママ!今回の事は私がご主人様にお願いしたの」
娘の予想外の言葉に沙希は驚愕して目を見開いた。
「さっ沙織!?そ、それはいったいどういうことなの?」
彼女の視線の先で、沙希は頬を赤く染め恍惚の表情を浮かべていた。
「ご主人様にもっとたくさんセックスして欲しいと、私がお願いしたの」
娘の口から発せられた淫らな言葉に、沙織は言葉を失い呆然とする。

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