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借金取りの息子
官能リレー小説 - SM

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借金取りの息子 24

そのころ山口は・・。
(今頃、沙希の母親は驚いてるだろうな。でも、次はあんたの番だ。)
山口は沙織の写真を見ながらどうやって調教しようか考えていた。



(絶対におかしいわ・・・あの真面目な沙希が・・・きっとあの子は、相手の男に騙されているのよ!!)
次の日沙織は娘の沙希を救う為にデートに行くと言う娘を後ろから跡をつける事にした。
沙希は駅前で彼氏が来るのを待っているのを沙織は近くで見ていると、
しばらくして、ちょっとかっこいい男が沙希に歩み寄ってきた。
(あの人かしら。)
沙織が彼らを見詰めていると、娘である沙希は男の首に手を回すと、自らの唇を相手の唇に合わせた。
それは明らかに肉体関係にある者同士のディープなものだった。
(さ!沙希ったらなんてハシタナイ事を!!)
沙織は母親として今すぐ恋人たちを引き離したいと思ったが、せめて相手の男が誰か判るまではと今しばらく我慢する事にした。
沙織はしばらくの間彼らの尾行を続けた。
それは若い恋人同士なら誰でも行うハズの普通のデートだったが、最後に二人は最悪な場所に入って行った。
(ま!まさか!そんな!!)
二人が入って行った建物自体は、平凡な物だったが、そのドアの横に掛けてある表札がその場所が如何に危険な場所かを物語っていた。
『三代目山口組内木原会事務所』
表札にはそう書いて有った。
(や!やっぱり!と・・・とにかく警察に!!)
沙織がその場から立ち去ろうとしたその時。
「おう?何だネエチャン!!家に何か用かな?」
背後からまるでプロレスラーのような屈強な男に手を掴まれた。
「は!放して下さい!!」
「ククク・・・生憎だがそういう訳にもいかないのよ!!お前さん今日一日中家の坊ちゃんの後を付けてたよな?悪いがお見通しだぜ!!」
「!?」
どうやら沙織の尾行は最初からバレていたようだ。
沙織は自分がまんまと罠に掛った事を認めるしかなかった。

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