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借金取りの息子
官能リレー小説 - SM

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借金取りの息子 18

「いや……イヤだよ恵ちゃん」
信じられない出来事に泣き出しそうな顔の沙希がフルフルと首を振る。身を犠牲にしてでも救い出したかった親友が悪魔の手先になって自分を犯そうとしている。沙希は足下が崩れ落ちてゆくような衝撃と絶望を感じていた。

「怖がることないよ。気持ちよくしてあげる」
対照的に恵の顔には笑みが浮かんでいる。しかしそれはいつもの明るく可愛らしい少女のそれではなく妖しく淫靡な淫婦の笑みだった。
「さあ……いっしょにね……」
スクリーンに映る沙希を犯す山口を背景に恵が迫る。
「やめ・・・」
沙希の抵抗を奪うかのように恵の唇が彼女の唇を奪う。
(ああ・・・私・・・恵ちゃんとキスしてるんだ・・・)
恵の口づけは、山口の強引な口づけとは全く異なり甘く優しく、沙希の心は、まるで凍てついた氷の大地に春の訪れと共に一面に花が咲くように、恵への愛と喜びに満ち溢れる。

ぴちゃぴちゃ ちゅるるるる ちゅ

スグに沙希は抵抗する事を止め、むしろ自ら親友との口づけに興じるように成る。
「・・ハア・・・ハア・・・いけないのに・・・女同士でこんな事しちゃダメなのに・・・」
「フフフ・・・何故なの沙希?・・・好きな者同士がキスをするのは、当たり前の事じゃない・・・好きな人を素直に好きって言えないなら、その方がきっと間違っているのよ・・・私はご主人様にそう教えて戴いたわ」

恵のその言葉に、愛する少女とのキスで理性を失いかけていた沙希の瞳に光が戻る。
「ご!ご主人様って!!・・・山口君!!私が貴方の物に成れば、恵ちゃんを解放するって約束したでしょう!!」
沙希はそう言って、加奈子のフェラチオ奉仕を受けながら、少女たちのレズキッスを面白そうに鑑賞していた山口を睨みつける。
「ああもちろん!!それが約束だからな・・・」
「だったら!!」
「フフフ・・・勘違いしている様だな沙希!俺は既に恵を解放してるぜ!!その女が今でも俺に牝奴隷として仕えているのは、その女自身の意思だよ!!」
「そ!そんな事・・・」
「本当よ沙希ちゃん!私の方がご主人様にお願いして、ご主人様にお仕えさせていただいているのよ!!」
彼女が自らを引き換えにしてでも守ろうとした親友は、まるで恋する乙女の様に幸せそうな笑みを浮かべそう言った。
恵のその言葉に沙希は、動揺を露わにする。

「う、嘘…」
「嘘じゃないわ…私の…間島恵のオッパイはご主人様のもの、間島恵のお尻はご主人様のもの、間島恵のオマ○コももちろんご主人様のもの。足も指も顔も心も……みんなご主人様のもの。私はご主人様専用の性欲処理の牝犬お便器なの」
頬を紅潮させ熱に浮かされたように恵は語りかける。

「ああ……ああ……」
あまりの言葉に沙希は呻くしかない。
「なんで…なんでこんな悪魔みたいな人に……」

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