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僕の彼女
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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僕の彼女 2

「それじゃあもしかして…僕のことを…?」
芸名に僕の生まれ月を入れるなんて、当然そう思っちゃうよな…

「気づかなかった?…高校時代の海斗くんはモテモテだったから仕方ないかぁ…」

そう、高校時代の僕はモテていた。
あの位の歳の女の子って”男、男“している男より、どちらかと言うと、あまりセックスを感じさせない中性的な見た目を持った…僕みたいな男の方が、安心して付き合えるのかもしれないな…

でも僕だって見た目そぐう中性的な男って訳じゃなかった。
もちろん女の子は大好きだったし、セックスへの興味だって思春期の男なんだから当然にあったんだ…
だからそんな見た目とのギャップで、付き合う女の子にはことごとくフラれた;…
恥ずかしい話し、付き合った女の子が多いわりに高校時代の僕は、まっ更の童貞だったんだ;…

そして、そんな見た目だから男子からの虐めが増え・・・
虐めが増えると男子達が、僕を女装させたりするようになった。
女装した僕は学校の女子の誰よりも綺麗と言われたらしく、それで女子達も虐めに参加するように・・・
男女共に性的な虐めに発展し、僕の高校生活後半は暗黒の時代に・・・
そして逃げるように都会に出てきた訳だ。

都会に出てきて対人関係がまっ更になってうまくいくと思ってた。
でも、都会に出て最初に目が行ったのは女の子達の可愛さ・・・
正確に言うと着ている服の可愛さに虜になった。

そして僕はこっそり女装するようになったんだけど、勿論それは誰にも話せない秘密・・・
こんな有様では友達一つ作れる状況じゃなかった。

でも、転機になったのは麻衣子との再会だった。

麻衣子は僕にとっては唯一の味方といえる存在だった。
高校での苛めにも参加すること無く、時には僕を庇ってくれたこともある、心強い友達でもあったんだ…

そんな僕と麻衣子が意気投合するのに時間は掛からなかった…
女の子でありながらも家事いっさいがダメな麻衣子と、社会に適合出来ないながらも、掃除洗濯料理が得意な僕とが一緒に暮らすようになったのは、再会してから1ヶ月も経ってはいなかったんだ…


「私、ずっと海斗のことが好きだった」

再会して一緒に食事した、その帰り。
麻衣子は僕に、気持ちを思いきりぶつけてきた。

麻衣子は遠い存在だと思っていた。
ましてやグラビアアイドルなんかになったのだからなおさらだ。
それでも、麻衣子の一途な思いは、揺るがなかった。

それに僕も応えた。
「僕も…麻衣子のこと、好きだよ」
「嬉しい…」

麻衣子の家に誘われた。
そして初めての瞬間が訪れる。

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